占星学の玉手箱

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Astrology

ハウス=家

Category:占星学・基礎知識

という考え方をするとき、それぞれの惑星は12ハウスのうちのどれかのハウスにありますが、家をぱっと見たときに、外観というか、きれいだとか大きいとか庭が広いとか面白い形だとかいうようにいわゆる「ぱっと見」はホロスコープでいえばアセンダントです。

で、その「家」を収益用のマンションと仮定します。なので、12の部屋があるので、それぞれの部屋の「骨組み」「柱」になっている部分が各ハウスですから、ハウスの主星はそれぞれのハウスの大家さん、つまり「オーナー」なのです。
そして、そこにある惑星は各ハウスの「住人」になります。
オーナーにお金を払って住人はそのハウスに住んでいるのであって、住人は引っ越すこともできるし、インテリアを変えたり、お客さんを呼んだりもできるのですが、基本的にはオーナーにハウスそのものの権限はあります。

特に、太陽のあるハウスは重要ですが、惑星の入っていないハウスは空き室ということです。

で、ハウスによってはマジョリティのように、いくつもの惑星が密集しているケースがあります。
そういった場合、いつも、ホロスコープをぱっと見た時には、どうしても惑星が入っていると目立つせいで、入っている惑星に注意が行ってしまいますが、実は家でも、内装とかよりも、骨組みがしっかりしていなければやはりそれ自体は耐久力も弱いし、「ガタ」が来ます。
ですからそのハウスそのものを骨組みとした場合、その主星が実はとても大事なんだということがわかるわけです。

つまり、占星学的にいうと、ハウスのカスプの主星はそのハウスのベースとなっている惑星ですから、私の場合だと、例えば1ハウスには太陽・水星・土星が同居しているので、自我の強さは確かにありますが、私の1ハウスを支配しているのはアセンダントの主星つまりは統治星の木星であり、それは蠍座で12宮です。
そのことを統合すると、私の1ハウスのベースになっているのはオーナーは木星さんでしかも蠍座ですから、スピリチュアルなことや深い心理を見ることに対してオープンで、しかも12宮ですから、実は人助けをしている時こそ私自身の良さが発揮されるハウスだということだろうと読めます。
そして「住人」としての太陽・水星・土星は実際の場面で使える星ですので、私の場合だと、上記のようにスピリチュアルな感性を生かして人を導いたり助言をするというようなことに、「自我」「言語」「誠意」を使うので、この仕事をするためにやはり生かされているんだなと思います。

2ハウスにも金星がいますが、カスプ主星は1宮の土星ですから、本質的には地道に努力して、あまり大きく儲けるというハウスではありませんが、住人が贅沢好きの金星なので、洋服とかきれいなものにはついついお金を使ってしまうのです。でも、ベースが土星だからか、締めるところは締めることができます。自分の意思でお金の使い道は結構コントロールできます。

3ハウスは空っぽですので、住人はいませんが、基本は水瓶座のカスプですから主星は8宮の天王星で獅子座です。結構ベースは個性的で華やかなコミュニケーションができるハウスなのでしょうけど、私の場合惑星がないということは、実際にそういったコミュニケーションを使う場面があまりないということです。ところが、ここにトランジットの惑星が来たときに、その星を丸まま使えるということなのです。現在、プログレスの太陽とトランジット海王星の合はまさにここにいます。これもまた、感性を生かした占いという意味でコミュニケーションの場面に発揮すれば、個性を打ち出せる時期だということです。

なので、私の1ハウスのように、3個も惑星があったときは、トランジットの星が入ったときには案外分散してどの星にも影響していくため(順序はアスペクトする順番になります)1ハウスのベースであるところの「人助けに対してのオープンマインド」ということがトランジット冥王星でいうと、現時点ではもう、太陽の真上にどっしりいますから、ほんとにきついのですが、1ハウスにいる惑星の順番は、水星・土星・太陽の順番なので、水星や土星は射手座ですので、冥王星が山羊座に入るよりも前の2008年より前になりますが、その頃はまず、水星にトランジット冥王星があったときは結構カリスマ性のある言動をしたかもしれないし、土星に影響したころは、ちょっぴり思索的になってしまい、体調も思わしくなかったと思います。そして今、太陽に影響しているため、体調もですが、自我を抑える必要性が強制的に出てきているため、しんどいという状況です。それでも、占い師をしているという「ベース」は変わっていません。自分が体調が悪くても、プライベートで問題を抱えていても、ベースが木星・蠍座・12宮なので、占い師をやめたりはしないわけです。

ですから、結果的には具体的な場面では確かにハウス内の惑星は意味合いが強まるものの、ベースはハウスのカスプ主星であることに変わりはないので、そこは基本的にぶれないのです。

これを組み合わせて考えると、惑星の入っていないハウスを生かすことができるわけです。
トランジットの惑星の影響をバッチリ受ける分、事象はハッキリしますから、対処もしやすくなります。

なんでもベースが大事だという考え方は、ホロスコープを家に例えると非常に面白いと思います。

私自身、7宮が空っぽなのですがカスプ主星は水星・射手座・1宮ですから、ベースには「お喋りをしたい結婚生活」があるのですが、空っぽのせいか、どうもそれを生かせない相手と結婚したようです。要するに私は水星をベースに結婚相手を選べばよかったのですが、実際に主人は獅子座なので射手座とはトリンだし、その意味ではいいはずなんですが、なかなか思うようにはいかないもので、1宮の太陽の山羊座がアスペクトが多いせいか、どうしても強く出てしまうようで、射手座の水星だけが1宮にあればもっとよかったのでしょう。
このように、惑星が多いと相殺されてしまう場合があります。
自分自身、やはり「射手座色」をもっと出すべきなんだろうなと思うことが非常に多いです。
アセンダントが射手座ですので、私というホロスコープ(家)の外観は射手座っぽいオープンな快活さを持っているのですから、それを使わない手はないでしょうね。

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