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Astrology

読みにくいホロスコープ

Category:有名人ホロスコープ分析

読みにくいホロスコープというのに遭遇する場合があります。特に芸能人などの場合、出生時間が分かるほうが稀なので、どうしてもソーラーチャートに頼らざるを得なくなります。
となるともう、ハウスを特定できないため、アスペクトが大事になってくるのですが、そのアスペクトがほとんどないホロスコープが読みにくいのです。

一般的に、アスペクトの多い人の方がやはり人生にドラマが多いと思われますし、実際惑星同士の絡みが多いわけですから、やはりいろんな経験は多くなります。
でも、正直、あまり特徴のないホロスコープを持っている方でも、ものすごくドラマチックな人生を歩んでいる方がいて、直接鑑定の場に来られたら、お話できるし、私はタロットカードも用いますから、いろんなことがわかってくるのですが、通信鑑定などの場合、ホロスコープそのものに特徴がないとどうしても直感が働きにくくなってしまいます。

たとえば、泥沼離婚劇を展開した高嶋政伸さんと美元さんですが、さぞかしドロドロした星を持っているだろうと想像してしまうのですが・・・

高嶋さんの方はまあ、蠍座・月牡羊座だし(ともに凶暴な星座と呼ばれています・・・冥王星と火星が守護星だからでしょう)それなりに納得できるものもあるにはあるのですが、美元さんのホロスコープにはアスペクトがほとんどなく、あっても割とソフトアスペクトが多いし、マスコミでいわれているような「猟奇的」とも思えるようなものが見当たらないのです。
むしろ、高嶋さんが憎しみのあまり、彼女を「ストーカー」とか「被告」と呼んだりしていたのですが、彼自身、知り合ってすぐに結婚したという自分の「女性を見る目のなさ」を棚に上げている気もしないではありませんが・・・。
で、美元さんはどういう人なんだろうと思ってみてみると、確かにアスペクトは少ないですが、すべての惑星が双子座から射手座の間に集中していますので、半球の偏りがどこかにできます。出生時間が分からないのでそれがどの半球かがわからないのですが、何らかの偏りのある性格であるとは言えます。
さらには、太陽蟹座・月獅子座ですが、これは、獅子座の月の持つ「スポットライトを浴びたい」という欲求を満たすために、蟹座の「安全な居場所」というエネルギーを用いますので、彼女は「高嶋家の嫁」であるということが必要なのでしょう。
要するに、高嶋政伸の妻として賞賛されたいという欲求が強かったのだと思います。

さらに、アスペクトが乏しい場合、165度のクインデシルというアスペクトに注目してみるといいのです。
これは、こだわりを持つ意味がありますから、美元さんのように、「執着」が強い人にありがちなアスペクトでしょう。
すると、火星と海王星、火星と天王星という2つの165度があります。オーブは2度30分なので、結構タイトです。
どちらも火星が絡みますから、ある意味感情的になると何をしでかすかわからないという傾向があるようですし、火星は双子座で、これは目標達成のために必要なエネルギーなので、彼女の場合、賢くて情報通であるということをアピールしたいので当然口がたつでしょう。しかも、海王星との絡みはそれを理想化しますので、自分に都合よく相手の言葉も自分の思い通りに変化させてしまいます。しかもこれは「怒ると常軌を逸する」というアスペクトです。
方や、天王星は過激化させ、個性化させる惑星ですから、怒りのエネルギーによって発せられた巧みな言葉はそれそのものが彼女の個性になるので、言い出したら止められないでしょう。

このように分析していくと、やはり美元さん、なかなか怖い女性だと思います。
多分穏やかなときは蟹座の優しさと獅子座の強さを併せ持った人なのでしょうけど、怒りや執着にとらわれやすい性質だと思います。

一方の高嶋さんの方にも、クインデシルはありました。
火星と土星という強烈なものと、月と天王星という、これまた離婚しそうな配置です。
潔癖症で有名だといわれている高嶋さんの火星は乙女座なので、エネルギーがやはり「正しくあるべき」とか「批判的」であるところに働きます。それが土星で抑制されますので怒りの矛先はかなり歪んだ形となって出る可能性があります。しかも、月が牡羊座でNO1志向ですし、それが彼の個性になっているのに、美元さんの月の獅子座が自分が目立ちたいという欲求があるため、モロにぶつかるでしょう。

太陽同士も月同士も120度で相性は決して悪くないのに、お互いが自我をむき出しにしてしまうとこのように「愛憎紙一重」なのが男女関係の怖いところですね。この二人の太陽と月を交差させるとスクエアになりますから、お互いに譲らないでしょうね。
高嶋さんは生粋のお坊ちゃまですから、金星の天秤座で「美意識が強い」がために、美元さんのモデルとしての外見に惹かれてしまったのかもしれません。

このように、アスペクトが少なく、分析するところが少ない場合は、惑星の偏り方や、クインデシルを見出すと案外観点が見いだせると思います。
まあ、どっちもどっちなのかもしれませんが、高嶋さんの言う「ある日、ベッドの上に美元さんがいて、なぜいるんだと聞いたら、お告げがあったからと答えた」というのが本当だとしたらかなり怖いですけどね。

まあその後お二人とも再婚されているようですから、今度はうまくいくといいですね。

Keyword:相性恋愛・結婚アスペクト

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