占星学の玉手箱

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Astrology

鑑定依頼のタイミング

Category:その他占い

鑑定依頼のタイミングというのは案外難しいものだと思います。

依頼する側としては多分「今すぐ答えがほしい」と思うタイミングなんだと思うので、はやる気持ちはどうしてもあると思いますが、実はそういう時に鑑定した場合、その「はやる気持ち」「テンパっている気持ち」がそのままカードには出てしまうため、あまり冷静になっていないように思えます。だから、どうしても依頼者側には「どうしていいかわからないのに・・・」というフラストレーションが起きやすいでしょう。

でも、冷静さを欠いた状態ではやはりよい結論は導けないというのは普段の生活でも同じだと思います。

テンパった状態を整理して、一日か二日でもいいから、クールダウンしてほしいと思います。
そして、人間というのはいつまでもテンパっているということはないので、少し落ち着いてきたら、何が一番知りたかったのかということが結構自分で見えてきます。
この「自己治癒力」が大事なんです。メール鑑定を依頼される方の中には、依頼文を書いている最中に本当に知りたいことがこれだったんだと気づく方もいらっしゃいます。
自分である程度の答えを見出してから、それが果たして正しいのかどうかの確認のために鑑定を依頼されるというスタンスが実は最もいい結果を導き出せると思います。

でも、思い立ったが吉日!というように、依頼された方のタイミングとこちらのタイミングが合致することもあります。これはもう「縁」なので、本当にタイミングが合っています。

最近、メール鑑定の依頼をよくいただくのですが、依頼だけされたあと、こちらがお返事をしたらお返事をくださらないという方がかなりの数いらっしゃるので実は、パソコンからのメールを拒否設定されている方とかがよくいるし、迷惑メールに入ってしまったりするケースがあると思うのです。(特にヤフーメールとかなどの場合)
鑑定依頼のメールにご自分のデータまで書いてくださっているのに、その後音沙汰なしという方のことが非常に気になっているのですが、これも縁だとするなら、その方が自己治癒力を持っているのか、自分で解決しなさいという啓示なのか、真実のほどはわかりませんが・・・。

ネット社会になって、一方通行の鑑定方法が生む、いいところもありますが、顔が見えないということによる弊害(聞くだけ聞いてそのまま放置しても問題ない)が増えているのも非常に悲しいことです。
このブログを楽しいと書いてくださっているのにも関わらず、ちょっぴり狐につままれたような気持ちになってしまいますので・・・。

ただ、直接来て下さった方は、やはりご縁のある方だけに、こちらも満足いく鑑定ができるのは確かです。
よほど遠方の方は仕方がないのですが、私は霊感系の占いではなく、カウンセリングの形を取りますので、どちらかというと「セッション」になります。
その人の抱えている問題から、その人が人生に自信を持てるようにその人の良いところ、使えるところをホロスコープから導いていくのが得意ですので、できる限りその人が「そのままでいいんだ」と思えることを探したいと思っています。
もちろん、ある程度の修正は必要なところもお伝えしますが、すべてを変える必要などありません。
持って生まれた性格は努力で変えられますが、本質までは変わりませんし、それはその人の個性です。
自分と一生つきあうしかないわけですから、いかに有意義に自分とつきあうか・・・そのことをお伝えしたくて、長年やっています。

私自身がかなり不完全な人間だからできることだと思っています。
小学校の時のサイン帳で、とある教師に
「完全な人となって嫌われるより 不完全でも好かれる人になってください」
と書かれたことで、何とも頭をハンマーで殴られたような気持ちになったことから、私の自己探求は始まっています。
今でも「~しなければ」「~べき」という部分はありますが、年齢も重ねてかなり図々しくなってきたのか、自分を変に律する部分は減ってきました。

自分を律する真面目な人はどうしても不器用ですから、かつての自分を見ているようで非常に歯がゆいのですが、それゆえ自分を変えなければと思って悩んでいる人が多いです。
でも、真面目というのは最高の長所だと思うので、それを自分を追い込むことではなく、別の方向性に使えばものすごく自信に繋がると思います。
ホロスコープには、「自分さえまだ知らない自分」が結構隠されています。
「宝の持ち腐れ」にならないように、ぜひ、その「宝物」を見つけてほしいのです。

せっかく依頼したいと思ってくださったなら、タイミングをつかんでほしいのでここに書きました。

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