月のあるハウス

ちょっとまた、基本に立ち返っていろんなホロスコープを検証していました。
月は「なりたい自分」だったりもしますし、基本的な欲求を示すので、もちろんそのサインも重要ではありますが、同時に入っているハウスの意味合いがかなり出るものだと思います。

月のあるハウスで、適職を見ることもできます。
私の月は乙女座ですが、９ハウスにありますから、９ハウスのナチュラルサインであるところの射手座的な性質をかなり帯びてくるのです。
ですから、射手座の示す「専門知識を要すること」や「哲学・心理学的なこと」を「教える」というのが適職にもなるわけです。
ただ、それが乙女座ですのでどうしても分析的になるし、細かい部分が気になったりします。

月が１ハウスだと、牡羊座的要素が強まるため、人に指図されず自分のやり方でできることが適職になってきます。（サインがなんであろうと）
２ハウスだと、牡牛座的要素が強まりますから、五感を使うようなことに向いていると言えますし、牡牛座が喉を示すので、声を使うことなどもいいかもしれません。
３ハウスの月は双子座的要素が強まるのでコミュニケーションを必要とする仕事に向いているでしょう。販売や営業向きかもしれません。
４ハウスの月は蟹座的要素が強いので、家庭でできることや、主婦感覚を必要とするようなことなどがいいでしょう。
５ハウスの月は獅子座的要素が強くなりますから、華やかで人前に出たり、何かしら冒険的な意味合いの強いことに適しています。
６ハウスの月は乙女座的要素が強くなるので、事務処理的なことや経理など、緻密さを要求されることに適しているでしょう。
７ハウスの月は天秤座的要素が強いので、人と接したり、美的感覚を必要とするような仕事に適していると言えます。
８ハウスの月はさそり座的要素が強まりますから、深く追及するような職種に向いているでしょう。
９ハウスは上述の通り、教えたり、研究したりすることが適しています。
１０ハウスの月は山羊座的要素が強くなるので、管理能力を使うようなこと、つまり社長業や実業家などに適した配置と言えます。主婦であっても管理能力に優れているのでPTAの役員になったり自治会の役をしたり活躍できます。
１１ハウスの月は水瓶座的要素が強いので、公共事業や多くの人に対してアピールするような仕事、企画・宣伝などに向いているかもしれません。個性を生かすことも大事です。
１２ハウスの月は魚座的要素が強くなりますから、癒しや誰かを喜ばせるための奉仕的要素のあるような仕事や、夢を与えるような職種に向いていると言えます。

基本的にこのように考えていきながら、月のサインと合わせて性質を考えていくといいでしょう。

どの惑星も、入っているハウスのナチュラルサインの性質を帯びてくると読むと結構わかりやすいかと思います。
私の場合ですと、太陽は１宮なので牡羊座的性質も持ち合わせていますし、月は射手座的で、火の星座の性質が実直で好きなのはきっとそのせいかもしれません。

ごくごく基本ではあるのですが、このように考えていくと性質は読みやすくなると思います。