占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. ソルスティスポイント

前のページに戻る

Astrology

ソルスティスポイント

Category:有名人ホロスコープ分析

ソルスティスポイント(SP)というのは、蟹座0度と山羊座0度を結んだ線が、まるで水面のように惑星の影を移す作用があるというもので、コンジャンクションのような影響力があるため、コンジャンクションのみを観る方法ですが、惑星が一方向に偏っている世代の人などがいるとき、ふとこういった理論で惑星を移し替えるということを時々やってみたりします。
私のライツでいうと、太陽は山羊座9度なので、山羊座0度を境にして9度移すと射手座21度が太陽のソルスティスポイント(アンティスキアとも言います)になり、月は乙女座19度なので、蟹座0度から79度の場所にあるので、その反対側だと牡羊座11度になります。どうも、私は元の星は女性星座が多いですが、他の理論で行くと、牡羊座にポイントが多いので、自分では結構納得します。

還暦を過ぎてもかわいらしい女性なのに、なぜかずっと独身を貫いていて、お料理も上手だし、才色兼備を地で行くような人で、素敵に年を重ねているなと以前から思っていた阿川佐和子さんですが、最近結婚されたそうで、よかったですね。
彼女はなんと、蠍座・月乙女座だったんだとホロスコープを観て、ちょっと意外な気がしました。
しかも、惑星同士にオポジションができない、つまり惑星が結構蟹座~山羊座までに偏っていて、ふと「ソルスティスポイント」を思い浮かべたのです。
SP(ソルスティスポイントの略)太陽は阿川さんの場合、水瓶座22度で、月は出生時間はわかりませんが、ソーラーチャートでいうと乙女座7度なので、SP月は牡羊座23度で、私のSPのライツと結構似通ったところがあります。
かわいらしい外見とは裏腹に割と何でもズバッというし、個性の強い人と絡んでも全然物怖じしないし、結構豪快な人です。
なんとなく射手座かなぁと思っていたのですが、水星が射手座でした。人懐こさは金星の天秤座のせいかなとも思いますが、テレビ番組で彼女は「人になつく」ということを言ってましたが、これはけっして「媚びる」とうのではなく、なんかいい言葉だなと思いました。「媚びる」というとなんとなく、無理に好かれようとしているような感じですが、なつくというのは、ホントに相手に好意を持っているということを素直に示す態度なので、相手も悪い気はしないでしょう。彼女の人懐こさを示しているなという気がしました。
熟年になってからの結婚ですし、きっととても充実した晩年を過ごされることでしょう。

そして、彼女が言っていた「反省はするけど後悔はしない」というの、これは明言ですね。
さすがに作家さんだけあって、言葉の紡ぎ方がうまいです。実際には「反省はしないで後悔ばかり」というような人が多いと思います。私なんかもどちらかというとそんな感じで、後悔ばかりしている割にホントに反省してるのかというとそうでもないし・・・同じ月の乙女座の阿川さんはかなりオトコマエだなと思います。
かといって彼女のホロスコープは月にアスペクトが特に多いのでもありませんが、ドラゴンヘッドのアスペクトが結構面白く、天王星とオポジションで、海王星とともにTスクエアになっています。世代の星なのですが、やはり大衆をびっくりさせるような言動である意味面白い配置ではあると思います。
サラにドラゴンヘッドは水星と火星とで小三角を作りますから、彼女の独特の言い回しは非常に面白いし、毒舌?のようでいて、大衆の心を掴むことができるというわけです。
小三角というのは、割と大成している人が多く持っていて、惑星の良さを生かしやすい配置です。

一緒にお酒でも飲んだら絶対に楽しそうな人だろうなと思いますが、私自身、もし今独身だったらこんな風に結構かっこよく生きられたのかなと思ったりもします。でも、育った環境がやはり彼女の場合、作家の父を持ち、生活的にゆとりのある中で育っているせいなのか、自己肯定感はできていたのだろうと思います。

ライツを見て、違和感を感じる人がいた場合、ソルスティスポイントを出してみるのもお面白いかも知れません。阿川さんのようにほぼ一方向に惑星が並んでいる人は、ソルスティスポイントの惑星にコンジャンクションはできませんが、惑星が比較的分散している人は、意外な惑星とコンジャンクションができたりもします。

ちょっとした理論ではあるのですが、たまに使ってみたりします。

Keyword:蟹座山羊座ドラゴンヘッド・テイル性格カルマ

占星学講座に参加してみませんか?