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Astrology

星座の三区分その3「柔軟宮」(流動宮)

Category:占星学・基礎知識

「星座の三区分その1 活動宮」「星座の三区分その2 固定宮」で、「活動宮」と「不動宮」についての見解を勝手に述べてきましたが、今回は残りの4星座、「柔軟宮」とか「流動宮」とも言われている「双子座」「乙女座」「射手座」「魚座」について述べてみたいと思います。
文字通り柔軟で、頑固さは表に出ない星座なので、どこか柔らかい雰囲気があり、頑ななイメージはありません。
ただ、乙女座の場合、地の星座という固い星ですから、他の3星座に比べるとやや柔軟なのか?という懸念を持たれることもありますが、柔軟宮というのは、意志がさほど強固ではないというところと、比較的許容範囲が広いというイメージがあります。あと、気分の変動があるというのも特徴です。

・双子座・・・この星は、とにかく人にも甘い代わりに自分にも甘く、規範のようなものに対して非常に柔軟というか、曖昧にできています。意外二者択一の場面に弱く、どっちもパス、となってしまうケースがあります。もちろん自分のこだわりに対しての頑固さはありますが、他の星座(特に不動宮)よりは弱く、守護星が話術の水星ですので、話題に対して非常に柔軟で、どんな話題にも対応できる器用さを持っています。ですから、会話に対して非常に柔軟で、相手に合わせることが苦になりません。
「広く浅く」の典型なので、深く突っ込まれると弱い面もありますが、サラッと逃げる技も持っていますので、世渡り上手、敵を作らないという意味ではとても爽やかです。ただ、恋愛面でも柔軟ですので、結婚しても束縛は嫌いますから、浮気度は高い星だといえます。

・乙女座・・・この星は見た目が柔軟な感じの人が多く見られます。人に対しては厳しい分析能力がありますから柔軟とはいえませんが、意外と意志の弱さを露呈することがあり、パワフルではないためか、頑張りすぎると途中で息切れしてしまうケースがあります。
何事も完全を求めすぎて自分で疲れてしまうので、案外恋愛面など、人と関わることには柔軟で、完ぺき主義のはずの乙女座の恋のお相手を見ると「?」というような、不釣合いなタイプが多かったり、実に無意味な恋愛にはまってダラダラと関係を続けているという場合が少なくありません。
潔癖なようでいて、自分がひとたびテリトリーに入れた相手に対してのバリアは非常に緩いのです。人を批判的に見たりしますが、相手を変えようと思っているのではなく、あくまでも文句いいなだけで、自分には案外甘い一面が、特に恋愛面で多いのが特徴です。

・射手座・・・社会性にはすぐれた面があるので、この星は趣味の多い人が多く、新しいことすなわち好奇心をかきたてられるので、何でもチャレンジしたいと思うのです。ですから、遊びでも仕事でも比較的オールラウンドで、誘いやすいタイプが多いのです。しかも、結構はまると「オタク」にもなるため、「広く深く」追求することができます。
「まあいいか」とか「仕方ない」といったのが口癖の人も多く、諦めが早いというのも特徴で、同じことの反復練習があまり得意ではなく、次に進みたがる傾向があるので、物事に対する執着は少なく、「これだけは絶対に嫌」という否定的な言い方をあまりしないところに柔軟性を感じます。もちろん恋愛でも柔軟ですから、浮気性でもあります。

・魚座・・・この星はもう、柔軟宮の中でももっとも規範の緩い星で、そもそも、心が広いというか、大海のようなタイプですので、人に対しての柔軟性が最も強く、まず、「受け入れる」ところからスタートします。オープンマインド、来るもの拒まずの姿勢ですし、相手に合わせるというより、同化してしまうでしょう。
主体性には乏しいので、デートコースひとつ決めるにしても「どこでもいい」というタイプです。ただ、楽しいことにしかアンテナを張れない弱さもあり、重たいことを受け入れてしまうとそれにどっぷりつかってしまう弱さを本能的に知っているため、無責任な優しさを醸し出すことがあり、罪作りなタイプになる場合も。泥沼恋愛などにはまってしまった場合、なかなか抜けられないパターンも。

以上、比較的人間関係においてはつきあいやすいタイプが多いのですが、大事なことを柔軟宮に相談したりすると、結構すかされてしまったような気分を味わうかもしれません。いずれにしてもパワフルではないため、受け入れることはできるのですが、排除できないので無意識に流してしまうことで防御しているせいか、それが時として無責任に思われることもありますから、初めから受け入れられないものはNOと言う必要があるとは思います。
一般的に迷いの多いタイプですが、考えることも疲れてやめてしまうことも多いため、問題のねっこがそのままになってしまうケースも多々見られます。ただ、「どうしよう~」と言っている割には重たさを感じないという部分もあり、根が楽天的なタイプが多いので(乙女座を除く)いつのまにか何とかなっているタイプも多いでしょう。

Keyword:双子座乙女座射手座魚座

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