金星による恋愛論その6　乙女座

さて、牡羊座から始まり、12回連載のコーナーのやっと6回目ですが、恋愛運を見る場合、絶対に無視できないのがこの愛の星ビーナス、金星です。
金星は女性にとってはその恋愛観を示す重要な星ですが（男性にとっては好みの女性のタイプを示します）太陽と48度以上は離れない、太陽に近い星なので乙女座の太陽を持つ人の場合、金星はその前後48度以内にあるため、

1　太陽が乙女座で金星が蟹座
2　太陽が乙女座で金星が獅子座
3　太陽が乙女座で金星も乙女座
4　太陽が乙女座で金星が天秤座
5　太陽が乙女座で金星が蠍座

の5パターンしかないということになりますので、恋愛観も5通り出てくるということなのです。
それで、各星座の恋愛パターンが5通りずつありますので、これを毎回検証しようと思います。

1は乙女座の厳しさと、蟹座の優しさがミックスされていて、いわゆる「良妻賢母型」の典型でしょう。
このタイプの女性はどこか若々しく、少女のような一面を持ち、いくつになっても清楚なイメージを保っていけます。
恋愛などは受け身ですが、家庭に入ると非常に強くなり、きちんと家庭を切り盛りしていくようなタイプですから、奥さん向きです。男性の場合は、家庭的でかわいらしい面をいつまでも持っている、童女のようなタイプを好むでしょう。
芸能界の例・・・井上陽水、ぺ・ヨンジュン、長渕剛、岡江久美子（岡江さんは主婦の鑑っぽいですね）

2は、乙女座の性質に加えて獅子座の華やかさが加わりますので、とにかく真面目で責任感が強く、正義感も強いため、曲がったことが大嫌いで男性的なキャラになります。
控え目な乙女座の中では非常に恋愛にも積極性を持ち、外見よりも相手のステイタスや仕事、金銭面などの条件に左右されやすい傾向があります。
概して派手好みで、男性も、華のある女性や強く逞しい「肉食系」の女性を好むようです。恋愛では意外と奔放な一面も持っていて、でも潔癖な面もあり、手ごわい女性かもしれません。
芸能界の例・・・国分太一、稲葉浩志、松坂大輔、安室奈美恵、谷亮子、上戸彩（体育会系が多い感じ）

3は典型的な乙女座のタイプで、金星が乙女座だとどうも相手の欠点を見つけると醒めてしまうのですが、太陽も乙女座なので、自分自身にも手厳しい面があり、なかなか屈折したキャラになります。なので、恋愛では潔癖になるかまたは愛の放浪者のごとく自分に合う相手を求めてさまようタイプかに分かれます。
男性は、頭のよい、清潔なタイプの完全無欠な女性を求めてしまうため、特に遍歴を繰り返す場合があります。
頭で恋愛をしてしまうため、結婚は大恋愛よりもお見合いや紹介などのほうがいいでしょう。　
芸能界の例・・・マイケル・ジャクソン、松本人志、玉置浩二、泉ピン子、中島知子、竹下景子、斉藤由貴
（男性はなかなか恋愛面で屈折していませんか？）

4は乙女座と天秤座のコンビネーションは、非常にクールビューティーを地で行くようなタイプになります。
知的な上品さを漂わせていますので、なかなか気安く声をかけにくいようなタイプの女性が多く、実際に恋愛に対して貪欲には見せませんが、実は結構はまるととことん恋愛に溺れてしまうタイプなので、決して強い人ではありません。
乙女座の繊細さと天秤座のプライドが相まって好きな相手に本音を言えなかったりします。男性はメンクイが多く、自分自身も結構知的でノーブルなタイプが多いでしょう。
芸能界の例・・・仲村トオル、小田和正、三浦理恵子、一青窈（男性はモロ私の好みですが、女性はやや小悪魔系ですね）

5は乙女座と蠍座のコンビネーションになると、非常に物静かでちょっと外見と内面は違うタイプでしょう。
乙女座特有の恥じらいも持っているし、清潔感は漂うのですが、案外恋愛では情熱的だしさらっとした雰囲気からは想像もつかないぐらいに嫉妬心を表したり、ややヘビーなタイプの様変わりしそうです。
もとが批判的ですので、一旦嫌いになるともう二度と許さないというような性格でもあります。男性はシャイで無口ですが、独特の色気を持った女性を好みます。
芸能界の例・・・東国原英夫、松田優作、安達祐実（見事に全員離婚歴ありますね。二面性があるのかも）

乙女座は柔軟宮ですので、見た目とは異なり、案外恋愛面では奔放だったり、不倫や略奪愛なんかもしてしまう人が多いのです。シニカルで屈折した色気があるせいか、一般受けするかは謎ですが（金星が天秤座にある女性は比較的万人受けします）年齢差のある人との恋愛をする人が結構多いのです。
地の星座なのでやはり金銭面や仕事などの安定を見るせいもあります。比較的家庭と仕事を両立させることができ、完全主義的傾向を持つせいか、女性は母親になれば比較的安定するケースが多いでしょう。