占星学の玉手箱

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Astrology

占星学って何?

Category:占星学・基礎知識

テレビや雑誌のいわゆる「星占い」は誕生日の星座つまり太陽の星座だけで占うものですが、「占星学」というのは太陽だけではなく月・水星・火星・金星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星という10個の天体が、その人が生まれた時間と場所によって計算されて分割された12のハウス(宮・・・「きゅう」とも呼びます)のどこに配置されているかということがわかるものつまり「ホロスコープ」(ネイタルチャートまたは出生天宮図とも言います)を読むことによって、より詳しく占うものなのです。
12の星座(サインとも言います)のいずれかに10個の惑星があり、それらが12のハウスのいずれかに入っています。
太陽は誰もが知っているその人の本質を示すものですが、月は後天的性質だったり移ろいやすい感情面を司ります。太陽と月でその人の人となりがだいたいわかります。
水星は知性を示し、金星は愛情面やお金(財布に普段入っているぐらいのお金)や趣味趣向を示し、火星はエネルギーや性的な事象を見るので、金星と火星は恋愛運を観るのに必須です。例えば金星が山羊座にある女性は誠実で変わらない愛情を持つが不器用だとか、火星が獅子座にある女性は華やかでリードしてくれる男性が好きだと言うように見て行くことができます。
木星は人生哲学や財(銀行に貯金するお金)、幸運と拡大、土星は制限と努力、天王星は個性や突然の変化、海王星は広義の愛や夢、迷い、冥王星は破壊と再生などの意味を持ちます。
これらの惑星同士が角度を持つと、例えば金星と木星が120度だとトラインと言い、ソフトな意味合いを持つアスペクトだと言われていますし、火星と土星が90度の場所にあればスクエアと言って葛藤をもたらすアスペクトだと言います。
そしてそれらがどのハウスに入っているかということがわかると各ハウスの意味合いが強く出ますのでたとえば太陽が1ハウスにある人は自我が強いというようにパーソナリティが明確にわかるわけです。
ハウスの分析で恋愛運のみならず金運や健康運、仕事運なども判断できるので、やはり出生時間はとてもホロスコープの読解には必要です。
でも、出生時間が分らない人のために、太陽の星座の0度をアセンダント(ホロスコープの東の地平線を示す場所でとても大事です)において等間隔に12分割したチャート(「ソーラーチャート」と言います)を書くことで運勢を読むことも可能です。
ホロスコープが読めるようになると、自分の内面や運気の流れが分かり、相手のホロスコープも観ることで、相性もわかり、相手の癖や性格がつかみやすくなります。
人間関係を円滑にするためのツールとして、とても役立つものなのです。
まずは自分自身を知り、そして大切な人のことを知ることも可能になります。
今より楽に生きるために、占星学を日常生活に役立ててもらえれば嬉しいなと思います。

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