占星学の玉手箱

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Astrology

魂の救済~隠れた善行

Category:占星学・12星座シリーズ

人間は、どうしても価値観に縛られたりしがちですが、占星学では12宮というのはどうも、悪い意味合いのほうが強く言われます。
でも、本来、12宮というのは、すべてのまとめの宮なので、「溶解」とか「赦し」とか「癒し」など潜在意識に働きかける無意識の領域を示す宮でもあり、無意識に善行をすることで、自分を癒すつまり魂を救済することになる、とても大事な宮でもあるのです。
12宮にある惑星にもよりますし、アスペクトにもよるのですが、無意識の宮ですから、良い事のみに目を向けて意識的に自分を救うことだってできるのです。
ソーラーチャートで言えば自分の太陽星座のひとつ前の星座が12宮にあたりますので、実は自分が苦手な分野だったりもしますが、それを意識的に使って善行をすれば、魂のレベルアップに繋がるともいえます。

苦手なことというのは土星でも示されますが、12宮はもう少しスピリチュアル的なイメージです。なので、アスペクトや入っている惑星に囚われず、単に12宮のイメージを上手に使うことが大事だと思います。

牡羊座・・・魚座的なことつまり、目に見えないもの、形のないものに関心を持って癒しにつなげるとよい。占いやスピリチュアル系のものを毛嫌いしないで、新月のアファメーションやアロマ等を生活に取り入れることで優しい気持ちになれるはずです。

牡牛座・・・牡羊座的なこと、つまり動くことを心がけるといいでしょう。面倒だからつい車に乗る所を歩くとか、運動嫌いでもヨガなど穏やかな動きからスタートするなども大事だし、本来持っている闘争本能を閉じ込めず、負けん気を発揮するといいでしょう。

双子座・・・牡牛座的なこと、つまりお金やものを大切にするようにしましょう。見た目の美しさよりもつい合理性や実用性を重視しがちですが、自分を癒すために時には贅沢をしたり、美しいものを購入するなどすると案外疲れやすい自分を癒せます。

蟹座・・・双子座的なこと、要するにスピーディに物事を処理すると充実感にあふれ、自信がつきます。安全パイを選びがちですから、たまには冒険して無邪気な好奇心の赴くままに動いてみると爽やかな気持ちになり、気持ちが外に向けられます。

獅子座・・・蟹座的なことつまり、家庭的なことを集中してすることで癒される場合があります。手の込んだ料理を作るとか、人の世話をするとか、上から目線をやめて優しくいたわるように母性を発揮しましょう。自分以外の人を喜ばせることができます。

乙女座・・・獅子座的なこと、要するに隠れた目立ちたい願望を表に出してみましょう。リーダーシップをとり、人をまとめる喜びを感じられます。自分の中にある童心を恥ずかしがらず、人に甘えたり自己中心的に振る舞うことも時には意志表示になります。

天秤座・・・乙女座的つまり、管理能力や分析能力を生かし、一つの事を徹底的に成し遂げることが魂のレベルを向上させます。いい人をやめてたまには批判的な言動をすることも、相手の反省を促すことにもなり、相手との関係をより深めることにも。

蠍座・・・天秤座的なこと、つまりはバランス感覚を生かすといいでしょう。極端に走りがちだと自分でも疲弊しますので、中庸や公平さというものがいかに自分をも楽にするかを感じます。イエスかノーか、白か黒かではなく曖昧さに漂うことも大事です。

射手座・・・蠍座的つまり、異性関係における執着を手放すことが、何よりもの善行になります。自分も自由でいたいのだから相手の自由も尊重しましょう。飽きっぽさと同時に深い探求心もあるので、特に心理学や霊的な事への関心は善行になります。

山羊座・・・射手座的なことつまり、大局的に物事を見つめることを意識しましょう。自分の価値観にこだわらず、全体像を見る習慣をつけると人間関係はどんどん魅力あるものに変わります。厳しくなりがちな規範を緩めることで優しさを生みだせる筈です。

水瓶座・・・山羊座的なこと、つまりは地に足をつけた地道な努力を軽んじず、目に見えないところでコツコツ何かを続けて行くという継続の素晴らしさを学びましょう。奇をてらわず同じことの繰り返しこそが成功への確実性なのだとわかると精進できます。

魚座・・・水瓶座的、つまり理論的な事柄を疎まず、感情に流されそうになったらなぜ?と自問自答をしてみるといいでしょう。冷静になることができ、情に流されそうになる自分をコントロールできるでしょう。人に対しての信頼度が増し、社会性がアップします。

私は12宮に木星がありますので、統治星でもあり、射手座の守護星でもあるので、確かにいつも、「木を見て森を見ず」になりがちです。物事の全体像を見ることを意識的にやらなければいけないんだなと痛感します。
木星はまさに大局的に物事を見る星ですから、使いやすいはずです。それでもなかなか苦手意識がどこかあるのか、主観で物事をとらえてしまいます。
12宮というのは、自分自身を総合的にとらえる意味でとても実は大事な宮なのです。
悪い意味ばかりに囚われない、こういう見方はとても必要なことだと思います。

Keyword:12ハウス

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