占星学の玉手箱

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Astrology

守護星をいかに使うか

Category:占星学・12星座シリーズ

TOKIOの山口達也メンバー(この表現が何度聞いてもちょっと違和感を感じるのですが)の今回の騒動で、占星学をある程度ご存じの人はみなさんきっと、彼が山羊座なので、トランジット土星の影響か…と思うでしょう。
確かにそうなのですが、現在、山羊座には土星だけではなく、火星・冥王星・リリスまで一緒に鎮座していますので、世の山羊座にとっては結構ハードなのです。もちろん、それでも精進している人もいます。
(ちなみに私の太陽の真上に土星がずっとうろうろしますし、山口氏の場合はリリス・火星・冥王星が太陽の真上にいました)

いったいこの差はなんなのかと考えてみました。
やはり太陽の守護星をいかに使えるかが肝心なのではないかと思います。
山羊座の守護星は土星です。その土星が現在本来の位置である山羊座にいるこの時を「土星からの試練」と受け止めて、厳しい状況にあえて身を置くことのできる山羊座は、それを乗り越えられるのかなと思います。
そのよい例が、乃木坂46を卒業した生駒里奈さんでしょう。
彼女の生真面目さはきっと山羊座だろうと思っていたらやはりそうでした。
乃木坂の顔とも言われてきた彼女があえてソロになるということは、結構冒険ですし、それなりに新たな試練の道に飛び込むのですから、多くのグループ卒業者が、ソロになって大活躍している例はいまいちありませんし、やはりグループという後ろ盾を失うのでそれなりに厳しいことのほうが多いでしょう。でも、生駒さんはすがすがしい顔をしているし、きっと土星をうまく使っていくでしょう。
一方山口氏はどこから見ても自分に甘すぎです。人間的に悪い人ではないと思いますが、彼は月が蠍座で、トランジット木星の「自分に甘くなる」という部分がしっかり出てしまいました。特にソーラー11ハウスですから、「TOKIO」という安定した地位と人気を保つグループの後ろ盾に甘えたと思います。

ですから、山羊座は苦境に立たされたとき、あえて厳しい道を選んでこそ山羊座なのだと思います。

各星座にとっての守護星の使い方を考えてみました。

牡羊座(火星)・・・闘ってこその星。試練に負けるタイプではないので、真っ向から向き合っていくことが肝心で、逃げてしまったら牡羊座らしくない
牡牛座(金星)・・・平和主義、穏便にことを運ぶのが真骨頂。何か事が生じても感情的にならず、常に平和的解決を望むことが牡牛座らしさ
双子座(水星)・・・自分の「言葉」で話すことがカギ。口がたつからと言って相手を論破するのではなく、自分の正直な言葉を直接投げかけてこそ双子座
蟹座(月)・・・感情の星ですが、優しい思いやりの気持ちをいかに相手に注げるかが大事。相手に寄り添い、同調することで危機を回避することができる
獅子座(太陽)・・・自分に正直に生きることがモットー。体面とかプライドにこだわっていては試練に打ち勝てない。潔さと素直さで運を切り拓く
乙女座(水星)・・・自分の理屈に逃げるのではなく、冷静な判断力があるのだから、きちんと事実を分析して正しい道を導くことができるはず
天秤座(金星)・・・美意識こそ真骨頂です。どうすればかっこよさを貫けるかが肝心。どんな事態にも感情的にならず、物事を公平に見抜ける力がある
蠍座(冥王星)・・・何事も徹底的に向き合ってこその星。相手がどうあれ、自分で納得できる形を貫くこと。そのためには孤独も怖いとは思わない
射手座(木星)・・・過度の楽観視は失敗を招くけれど、意図的に困難な状況下でもあえてポジティヴな言葉を使うなどして運を自分のほうに呼び込める
水瓶座(天王星)・・・少数派でもいいから、個性を貫き通すことが大事。易きに流れてはいけない。たとえ一人でも自分のやり方を通すことが自信に
魚座(海王星)・・・文字通り「水に流す」「形のないものにする」ことは大得意。つらいことや苦しいことはなかったことにして誰のせいにもしない

非常に難しいことですから、なかなかこの通りにできないもので、通常はその星の悪い面が出がちです。
山羊座の私にとっても確かに土星は試練をくれます。(特に健康面で)
「つまらない」とひがんでしまうのが土星の悪い面ですが、それでは物事は後退するばかりでしょう。確かに楽しいことばかりのある時期とは言えませんが、楽しいことはその人の感じ方次第ですし、自分の弱さとか本気度と向き合うには最適の時期だともいえます。
山口氏もどうか、本来持っている誠実さと向き合って、自分がしたことが今回どれだけの人に迷惑をかけて傷つけたかということを、長い時間をかけて考えてほしいですね。

Keyword:土星カルマトランジット

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