占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 月の持つ性質その1 牡羊座の月

前のページに戻る

Astrology

月の持つ性質その1 牡羊座の月

Category:占星学・月の12星座分析

私は太陽星座だけではなく、月をかなり重視しますが、なぜかというと、月はその形を変えるように、非常に移ろいやすいもので、人は社会においては誰も、スのままの自分をあからさまに出すことはできないものです。
どうしても「タテマエ」なるものが必要になってくる場面に遭遇しますし、人によっても多少は自分を抑えたり脚色しなければならないという場合もあるからです。
さらには女性にとってはその女性性を示すので、母性等の本能的な部分は月がかなり出てきます。
恋愛は本音でワガママ放題振舞ってもイヤなら別れるという選択肢もありますが、結婚はそんなに簡単に自我をぶつけていたら自分も相手もつぶれてしまうでしょう。そこでも月は重要な役割を担っていると思います。

で、牡羊座に月を持つ人は、比較的その「タテマエ」と「ホンネ」の差が少ないタイプの代表格だといえます。
ホンネを隠すことが苦手ですから、自分に正直な言動をどうしてもしてしまうので、よく言えばまっすぐですが、悪くいうと「歯に衣を着せない」言い方は無神経にもとられてしまう場合が多いでしょう。
太陽の牡羊座は主に行動などに出てくる性質ですが、月の場合は内面ですので、行動が穏やかでゆったりした人も、月が牡羊座だとかなり「せっかち」(大阪弁ではイラチと言いますが)な傾向が出てきます。ですから、行動の早さに関わらず、話し方などがせっかちだったり、「早く、早く」と言うのが口癖だったり、実は短気です。
ただ、元の太陽星座にもより、イライラしていてもそのまま言動に出る人もいれば、攻撃性はなく、自分自身に対してだけイライラしているような人もいます。月の牡羊座の人は、メールが短いのも特徴で、簡潔明瞭型ですから用件のみ書く人が多いのです。その代わり、性格が誠実ですので返事は必ず即書くタイプも多いでしょう。
携帯メールを打つのが面倒なので電話にしてしまうというタイプも非常に多く見られます。
よくも悪くも「まっすぐ」な性格ですから、直球以外は投げられないのです。社交辞令をモロに真に受けてしまうのもこのタイプで、人の心の裏を読むことができないので(というか、しないので)人の言動を額面どおり受け取ります。
ですから、恋愛などにおける心の細やかな機微には至って疎いでしょう。本当は好きなのに「嫌い」といわれたら「そうか、嫌われたのか」ともう、自己完結してしまい、別れを決意してしまうというようなタイプです。
「なぜ相手がそう言ってるのか」ということが理解できません。自分が好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとしか言わないから、自分の尺度で全ての人の言動を解釈してしまうからです。「単純明快」すぎてとにかくアッサリしています。
短気ですが理由がわかれば即座に機嫌は直ります。「シンプル・イズ・ベスト」が信条ですから、難しいことや、細かいこと、回りくどい言い方は通じません。何でも信じやすい人でもありますから、口癖は「早く」のほかには「任せとけ」「OK」「元気」など、非常に肯定的な言葉が多いので、聞いていて小気味のいい感じではあります。
ひとつのことを飽きもせず、ずっとやっているところもありますし、浮気度は低いといえますが、常に「真剣」なので、「はまる」ととことんはまり、思い込みがプラスに徹しているため、何でも自分に都合よく解釈する傾向もあります。
思い立ったらすぐに動く人なので、思い込みで動かれるとハタ迷惑な場合も時にはあります。
ある意味野生的なバイタリティを持っていますので、少々のことではへこたれない強さも兼ね備えています。
太陽の牡羊座はやや傲慢なイメージもありますが、月になってくると「おっちょこちょい」という感じになります。
多分、「サザエさん」は月が牡羊座なのではないかと思うんですが・・・。(笑)

・月が牡羊座の有名人
宮崎駿、深津絵里、田中真紀子、三浦百恵、佐々木蔵之介、堀ちえみ、志村けん、木梨憲武、後藤久美子、沢尻エリカ、小宮悦子、松たか子、稲葉浩志(B’z)、東山紀之、黒木瞳、山口智子、石橋貴明、及川光博、高嶋政伸、アラン・ドロン、内田有紀、メグ・ライアン、古館伊知郎、谷村新司、高橋克典
なんとも、わかりやすくないですか?どこかサバサバした感じの人が多いかもですね。「とんねるず」があれだけ言いたい放題なのに人気があるのは2人とも月が牡羊座だからなんですね。
女性でも、私も比較的好きな人が多いです。正直さが出ているんでしょうね。

Keyword:牡羊座

占星学講座に参加してみませんか?