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Astrology

月の持つ性質その12 魚座の月

Category:占星学・月の12星座分析

魚座は女性星座で水の星座で柔軟宮という、非常に「とりとめのない」星です。
月はメンタル面や情緒を示しますから、その月が魚座にあるということは、より一層メンタル面が情緒的で、よく言えばロマンチックですがややもすれば現実的な感性は乏しく、スピリチュアル系のものに強く惹かれたり、芸術を好んだりする独特の感性を持ち合わせているといえますので、太陽星座の如何にかかわらず、ウエットで情にもろく、物事の価値判断が「好きか嫌いか」になるため、「こんなはずではなかった・・・」というような現実に直面することが多かったりします。
太陽の魚座は優しさはあってもそれは他人事だからという無関心な優しさにも繋がりますが、月の魚座はもっともっとどっぷり感情につかってしまいますので、他人にも甘い代わりに自分にも思いっきり甘いため、いつのまにか相手に合わせているとか、相手の話を聞いてばかり・・・といった器の広さが目立ちます。
とにかく相手に流されやすいので、いい影響ならいいですが悪いものにも染まりやすく、何の理論の裏付けのないようなことでも自分の感性が許せばあっさりと受け入れてしまいます。
ですから、もっている「気」の強い人と関わると相手に感化され、マインドコントロールされやすいので気をつけてください。根本的に争いごとや荒々しいことが嫌いですので、「嫌だ」と思っていることでもだんだん「闘うのが面倒」になってしまって根負けしてしまいます。
さらにはムード派ですので、直感で動いてしまいますからあとからつじつまの合わないことが多かったりとにかく直感人間ですので何でも「雰囲気」で理解します。意味を暗記したりするのではなく、「何となく」という感覚で理解しますから、心と体が覚えると言う感じで、恋愛などはその最たる例で、話をしなくてもフィーリングが合えば即つきあう、というような出来事も不思議ではありません。
でも、受け皿は大きいので、カウンセラーのように「ただ話を聞く」と言う事はもっとも得意ですし押し付けがましさがないので広く人にも受け入れられます。しかも主体性がないので、自我をむき出しにはしないため、許容範囲は広く、非常につきあいやすいキャラになる場合が多いでしょう。本人は全く人に合わせているとか、意識的には動いていないので、人といることも疲れません。
ですから、大勢で何かをするときには非常に誘いやすいタイプです。大勢の中の一人として紛れているほうが楽なのだと思います。あと、何事も感覚的に理解するせいか、意外と方向音痴だったり、普段ははっきりモノを言うような人でも、ボーっとしたりまったりした時間を必要とする場合が多いでしょう。あまりエネルギッシュではないためだと思います。とにかくスポンジのように何でも吸収しやすいので、理詰めで攻められると弱く、言いなりになってしまう面もあります。
向こうッ気だけ強くても芯が意外と弱いのも特徴で、「どうしよう~」と混沌としてしまった時の弱さも情けないぐらいピカイチなのです。形のないものに惹かれる傾向があるため、肝心なことに対して言葉足らずになったりして後悔することも多いですから、人生に計画性を持たないと困る場合もあります。
動物的なカンが働きますのでそれが当たればいいですが、体調の変化などに左右されやすく、スイッチが働かない時や、狂っているときはまるでダメです。
自らドラマを作り上げる名人でもありますので、大事な局面では誰かに相談して、あまり独断では決断しない方がいいかも。
とにかくどこか「天然系キャラ」ですので憎めないタイプで大真面目に面白いことを言うような人が多いでしょう。

芸能界では男性では草彅剛や岡田准一や国分太一などジャニーズ陣が多く、皆さんやや「不思議ちゃん系」に思えますし、そのほかにも金城武や竹野内豊、柴田恭兵などワイルド系のようでいて優しい雰囲気が漂うし、山崎まさよしや桜井和寿(ミスターチルドレン)などは声や作品からもわかるし、やしきたかじんやおすぎとピーコなどは毒舌なのに憎めないキャラですね。女性でも黒柳徹子や大竹しのぶ、宇多田ヒカルなどやはりどこか不思議ちゃん系ですし、江角マキコや飯島直子などは実生活では非常に情緒的なのかもしれませんし、なんと、国民的女優の吉永小百合や美智子皇后も月が魚座で実はかなり天然なのでしょうか?(笑)

Keyword:魚座

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