月の持つ性質その2 牡牛座の月
Category:占星学・月の12星座分析
月を守護星に持つ星座は蟹座ですが、これはもう、月が自分の家にいるような感じなので、自然に振舞える分、ワガママにもなるし、規範が甘くなります。ところが、月が牡牛座にある場合、「高揚の位置」と言って、月にとってはもっともいい意味合いの出る位置になります。つまり、大好きな人の家にいたり、行きたいところに旅行しているような気持ちになっていますので、自分の気持ちが高揚していて「ごきげん」なわけです。
したがって、月の牡牛座は牡牛座の性質の中にある、感情面を指すものの中でも、長所が比較的出やすいといえます。まずは温厚な性質を持っています。もちろん、感情の激しい人もいますが、基本的には生理的欲求にとても素直な月の位置なので、空腹になるとたちまち機嫌の悪くなるタイプが多く、食欲を満足させれば大概は機嫌のいいタイプではあります。あと、母性的な月でもありますので、弱いものや子ども、動物が好きで母親になった場合、非常に子どもを見守るいいお母さんになります。ただしこれは女性にのみ当てはまるようです。
月は女性的な気質ですので、男性の場合は感性がやや女性的とも言え、食べ物や持ち物、服装や趣味などに「こだわり」を持つ傾向がありますし、収集癖を持つ人が多いでしょう。五感にすぐれた牡牛座ですので、割とホンモノを見分ける力があり、高級品を選ぶことが食べ物や調度品などにも出やすく、インテリア好きだったり、グルメ志向だったり、センスのいい一面があります。
太陽星座に関わらず、動作がゆっくりしていて、腰の重いタイプが多いでしょう。自分の好きなものに「のみ」関心が行くのでマイペースでおっとり型に見えます。ただし、その、好きなものに対する集中力はすごいものがあります。
あと、この月を持つ人は、比較的「お金に困らない人生」を送ることができます。もともとモノへのこだわりがあるせいか、高いものに興味がいくので「安物買いの銭失い」にはなりにくく、形にこだわりますから、形のあるものを残します。自分のテリトリーは非常に「美的感覚」にこだわるため、人に自分の物を触らせたがらないなど、異常なまでの執着心を示す場合もあります。年長者にかわいがられるという得な面もあり、それゆえ、施されるというケースが多いでしょう。
意志の強さもよい意味で発揮されます。周りがなんと言おうと一旦決めたことは貫きますので、浮気度は低く、道義的なので好き嫌いははっきりしていますが、嫌いな人にも嫌われず、上手に距離をとることができたりします。本気で怒ったらかなり怖いですが実直で不器用な性格だともいえます。要領は意外とよくないのですが、なぜか敵を作らないという人が多いのもまた、この月の位置のよさの所以だと思います。
また、安定志向なのも特徴で、一般的には保守的です。ですから、上記に述べたように、女性だと母親としてのいいイメージがありますが、男性になると動じないとか鈍感であるとか、保守的ゆえに亭主関白で、横のものを縦にもしないようなタイプも多く見られます。それでも、優しく見えるので得をするタイプが多いでしょう。
人間関係は概して友好的で、比較的「広く深く」という付き合いのできるタイプですし、いざと言うときに動じない一面もあってなかなかシンの強いタイプではありますから、特に女性は家庭人としてはなかなかのやり手です。
月が牡牛座の有名人には
渡辺えり子、井上真央、中谷美紀、樹木希林、飛鳥涼(チャゲ&飛鳥)、松田聖子、松嶋菜々子、稲森いずみ、綾瀬はるか、滝沢秀明、吉田拓郎、宮沢りえ、薬師丸ひろ子、長塚京三、研ナオコ、中村玉緒、久米宏、間寛平、ペ・ヨンジュン、松本人志、大塚愛、石井竜也、北島三郎、観月ありさ、稲垣吾郎、織田裕二、小栗旬・・・と何となくホンワカした雰囲気の人が多くないですか?
牡牛座が「喉」を表すからか、女性は特に「声」で得をしている人が多い様な気もするのですが・・・。