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Astrology

月の持つ性質その3 双子座の月

Category:占星学・月の12星座分析

双子座の太陽の性質は「饒舌で頭の回転が速い」というものが主な特徴ですが、もともと守護星は水星という、神経を示す星であるため、双子座の月は「神経質」という性質が表に出てきます。ただ、同じく水星を守護星に持つ乙女座の性質が主として神経質と一般に言われる「きれい好き」「眉間にしわが寄っている」「完全主義」であるのに対して、双子座の月の示す「神経質」は「ピリピリしている」「体質が敏感」「イラチ」といった性質の細かさに出ます。
そして、月は変化するため、「気まぐれ」「態度の豹変」といった性質も出てきます。とにかく、要領のよさはぴか一で、ある意味言葉巧みに嘘をつくという「こすずるさ」のようなものも強化されます。自己弁護の強い意味合いになるため、自分に都合の悪いことは話を変えたりぼけるという処世術には長けています。サラッと嘘をつける人が多いのが特徴で、周りを煙に巻く会話術を心得ています。「天然」ではなく「天然の振り」ができるタイプが多く、世渡りは上手でしょう。
ただ、気は小さく、痛いところをつかれるともう、逃げ場を失います。それでも狡猾にその場をすり抜けることが多いので結構憎まれないタイプだったり、とかく太陽星座が誠実な山羊座や牡羊座などでも、月が双子座だと結構上手に立ち回るし、自分を守るためなら饒舌になれると言う傾向はあります。
しかも、強さがないため、何となく周りには守ってもらえますし、言うことがコロコロ変わるため、話が焦点ボケになることが多いのです。それもまた、計算している場合が多いのですが・・・。ですから、なかなかのプレイボーイやプレイガールは多いですし、振り回される人も多いでしょう。
ただ、楽天的でアッサリしている面もあり、自分に都合の悪いことは忘れてしまえる名人でもあります。物事の先を読む力もあり、ひと言で言えば「策士」ではあると思います。ただ、神経質ではあるので、ちょっとしたことを気にする面もあります。
ですから、感情を溜め込むということはなく、案外言いたいことを言えばケロッとしているため、嫌なことを引きずれません。
良くも悪くも「口」でその場をしのぐこともあるし、失敗することもあるというタイプで、しかも責任を持って言っているのではないため、あまり深く考えて言葉を発していません。その時の気分で言っていることが多いのです。ですから、相手があまり真剣に捉えて真っ向からぶつかってくると、案外どうしていいかわからずに逃げるというのが常でしょう。
真面目に物事に対処しないといういい加減なところもあり、大事な場面でそのような振る舞いをすると、嫌われる場合もあるので、やはり誠実な対応が必要な場面ではおちゃらけてしまう癖はあまりよくない性質ではないでしょうか。
本能的な明るさが時に軽さになってしまうことも否めませんが、「物事を流す」ことはできるし、機嫌のよいときはとても饒舌で楽しい性質でもあります。持続性や一貫性はありませんが、表面上のつきあいをするには楽しいタイプです。
要領がよく、自分で生きやすくしているというタイプで、飄々としたイメージを持たれる人が多いでしょう。

月が双子座の有名人は、なぜか男性に多く、俳優では堤真一、伊藤英明、杉良太郎など、プレイボーイという感じですし、ミュージシャンでは矢沢永吉や小室哲哉、大橋卓弥(スキマスイッチ)など飄々として憎めないキャラだし、世渡りの上手さも感じます。
さらに、作家の村上春樹や、東国原英夫(そのまんま東)のように、努力したとは見せない感じでいつのまにかのし上がっている人や、竹中直人や泉谷しげる、森本レオなど、何となく「いい加減」そうに見えるタイプや、野村克也元楽天監督みたいに、口の達者なタイプなど、何となくなるほど!という人ばかりです。
女性では超大物は少なく、どこか「人のふんどしで相撲取ってませんか?」というようなタイプが多く、榎本加奈子(大魔神と結婚した)や山瀬まみ、のっこ(元レベッカ)やチャラ、松嶋尚美など世渡り上手そうだし、田中裕子や十朱幸代などの小悪魔っぽい雰囲気の人が多い気がします。一概に要領のよさは持ち合わせているようなタイプだとは言えます。

Keyword:双子座

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