月の持つ性質その4　蟹座の月

月は蟹座が「本来の位置」というか、守護星になるので、月の持つ多面性や感情、移ろいやすさなど、長所も短所も最も発揮しやすい位置にあるのが蟹座にある場合です。
なので、蟹座の月をもつ人は、非常に冷静に見えていても実はどこか「残存幼児性」が残るような無邪気さ、子どもっぽさがあり、比較的若く見える人が多いでしょう。しかも感情の浮き沈みが激しく、意外と「お天気屋さん」であったり「気まぐれ」で意味のない行動をする一面もあります。
クールに構えていてもどこか情に脆く、頼まれるといやと言えない母性本能がもともとあり、いつの間にか誰かの面倒を見てしまっている、という役割になっていることが多かったりします。月は母親をも示すので、母親との関係が深い人や、母親からの影響を強く受ける人も多いでしょう。太陽の蟹座は活動宮なので、てきぱき動く人が多いのですが、月になってくると感情面ですので、動き回るイメージというより、情緒的で、内向的で受動的な性質を帯びてきますが、気分にムラがあるという欠点もあり、気分がのらないと何もしたくないというところがあります。
ただ、カンはよく、細かい部分によく気がつくので、それを生かせば芸術面に才能を発揮する人も多いし、何より「人気運」がありますので、何となくいるだけで和むというタイプも多いですし、ほのぼのとした雰囲気をかもし出している人が多いでしょう。なぜか「鍋奉行」になったり、大勢で飲みにいくとみんなの注文を聞いたり、空いたグラスにお酒を注ぐような「気の利く」タイプが多く、どこか世話好きなタイプになりますから、人の相談ごとにのったりすることが多くなり、本人は結構繊細で疲れやすいタイプゆえにあとでドッと疲れてしまい、ウチヅラは悪くなるという傾向があります。
神経は過敏ですので、一人になってクールダウンする時間が必要でしょうし、案外一人でぷらっと行動することが好きです。料理や細かい手先を使った作業が好きな面もありますし器用ですが、誰か、施す対象が常にほしかったりもします。サービス精神旺盛ですので、異性には結構もてます。
ウエットで涙もろかったり、女性的な側面で出やすい性質ですから、男性だと非常にナイーブなやや「マザコン型」の男性になることが多いでしょう。女性だと、案外教育ママになったり、過保護ママになるケースが多いかもしれません。
太陽の性質における優しさ、庶民性よりもどちらかというとナイーブさ、子どもっぽさ、感情過多なイメージが出ます。

芸能界では女性では外見ではそう見えなくても家庭的で子ども好きなタイプか、自身が子供っぽさを持っていて童顔の人が多いように感じます。松坂慶子、石田ゆり子、aiko、宮崎あおい、渡辺満里奈、松任谷由実、テレサ・テンや小泉今日子、工藤静香、菊池桃子、RIKACO、吉田美和（ドリカム）、鈴木京香など、皆さん「かわいい」という表現がどこか似合うタイプではないでしょうか？
男性はなぜか外国人や国際スターが多く、キアヌ・リーブス、クリント・イーストウッドから、真田広之、唐沢寿明、柳葉敏郎、西田敏行や手塚治虫、城島茂（TOKIO）からお笑いだとナイナイの岡村隆史や、ナンチャンやヒロミなど、どこか亭主関白ではなく奥さんのお尻に敷かれていそうな感じの人が多く、やはり「若くてかわいい」タイプが多く感じます。
自らの幼児性を巧く魅力として引き出しているタイプが多いのではないでしょうか？月の蟹座は、自分で思っているよりも案外子どもっぽい性質だということが特徴だと思います。