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Astrology

月の持つ性質その7 天秤座の月

Category:占星学・月の12星座分析

人気のある星座で常にNO1を争う天秤座ですが、太陽の星座とはまた違って、月は内面ですので、天秤座の月は、おしゃれや気品というよりもむしろ本来「天秤」というものの表すところの「バランス」「公平さ」が特徴です。
感情的になることを嫌い、比較的冷静沈着で、ポーカーフェイスだったりする場合が多いでしょう。何事も極論を嫌い、一般論に基づく判断をしますので、「無難」な受け答えをする人が多く、争いごとが苦手なため、悪くすると事なかれ主義だったり、八方美人な態度を取る場合もあるでしょう。
この月は「どっちが好き?」というような質問が最も苦手です。好き・嫌いで物事を判断せず、客観的に物事を見ようとします。個性や面白みには欠けますが、バランスの取り方を心得ているので、ソツのない人が多いでしょう。ですから、社会性においてはかなりすぐれていて、偏りのない付き合い方を誰とでも表面上こなすことが得意ですし、分け隔てなく誰とでもつきあえる長所があります。
ただ、それだけにそのバランスが崩れてしまうと意外と脆さを露呈する場合があります。プライドの高さもかなりのものなので、崩れた自分自身を人前で見せることができず、いわゆる「バカになれない」タイプが目立ちます。
お酒を飲んでも冷静だったり、本当は腹が立っていてもその場では決して顔に出さない分、溜め込んだ感情が爆発してしまうともう、制御不能になってしまいます。スマートさが信条なので、いいカッコをしてしまうことも多々あり、あとで困ることもあります。常識人が多いので、大きな失敗はないのですが、「いい人」というレッテルを貼られることが多いため、それがイメージとして定着してしまうと、自分でもそれを崩せなくなり、ここ一番での決断力に欠けることも。
喜怒哀楽の感情表現をあまり表すのは得意ではないため、落ち着いて見えるので年齢よりも上に見られることが多いでしょう。案外、感情のままに生きているような人に憧れていたりする場合があるのです。老成していて、自信家に見えますが、本人は意外と自信はなく、だからこそ無難な線に落ち着いてしまおうとするのだろうと思います。
人に嫌われないコツを心得ていて、場合によっては「したたか」に見える場合もあるかもしれません。自分に都合の悪いことは決して言いませんし、話を上手に変えてしまうなど、相手を煙に巻くことは得意かもしれません。
本当は素直になりたいのですが、プライドや面子が邪魔をしてしまう人も多く、ある程度の社会的地位を得ると強いですが、それが得られずもがいている場合は、必死になっている自分を出さないため、実はしんどい人もいたりします。努力・根性と言った体育会系のノリが苦手なため、飄々と努力しているタイプも多いでしょう。

芸能人でもさすがに「無難」な人が多く、この月をもった人はオーソドックスなタイプゆえに息の長い人気を保っている人に多く見られます。比較的言いたいことを言っていても嫌われないものがあり、どこかソツがないのでしょう。
みのもんたや石原慎太郎元都知事などがいい例で、言いたいことをハッキリ言いますが、計算して自分に損のないように言ってると思いますし、美輪明宏なども、分け隔てなく人と関われるタイプだと思います。石田純一も好き勝手やっているようでバラエティには欠かせない存在だし、根強い人気のある西田敏行や、若手で人気の小池徹平小出恵介など、どことなく無難な感じの人が多いですね。
女性陣でも、あゆと倖田來未はともに月の天秤座なので根強い人気がありますし、バランス、という意味では故人になっても忘れ去られない存在である夏目雅子や、わがままだけれどソツのなさも感じる神田うのや、辺見えみり、柴咲コウや広末涼子など、公私を巧く分けていて、仕事ではなかなかいいものを出していますし、
概して「嫌われないタイプ」が多いように感じますし、子どもっぽいタイプはあまりいないように思います。

Keyword:天秤座

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