占星学の玉手箱

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Astrology

裏キャラ

Category:占星学・アラカルト

ホンネとタテマエは、太陽と月で示されますが、占星学の理論には「ドデカテモリィ」(12区分帯)というものがあります。
いわゆる「裏キャラ」のようなものを示すもので、太陽や月の度数を、各星座30度を12星座で割った2.5度ずつに区分し、0度~2.5度未満は本来の星座で以下、順に星座対応していくというものです。

太陽は赤ちゃんの時に生まれ持っている本来の性質で、無意識にやっぱり出てしまう性格です。
月は後天的な作用を受けるので、環境の変化や関わる人によって徐々に出てくる性質です。
ですから、普段は対外的にはどうしても月の性質が出てくる傾向はありますが、家に帰ったり、自分の慣れた相手には太陽が出ることが多いかもしれません。

もちろん、太陽のアスペクトが少ない場合はそうでもないのですが。

それに対して、ドデカテモリィは「実はこんな性質も持っているんだ」というもので、あまり自分でも意識していない性格です。

私は太陽山羊座、月乙女座ですから、確かに見た目のイメージや、気を使うところなどは乙女座が強く出ていますし、幼少期よりも大人になってからこの月のイメージはより強くなっています。
でも、本質はやはり山羊座ですから、内向的だし猜疑心も強い一面があります。

でも、ドデカテモリィはなんと、太陽も月も(ついでに言うとアセンダントも)牡羊座の領域に入ります。
ですから私はとても「負けず嫌い」「短気」な性質を持っています。

この性質は本来の太陽と月が地の星座なのでどうしても矛盾になってしまいます。
いわゆる「外柔内剛」の性格で、一見するとおとなしそうに見えてしまうのでかえって損をすることがあります。

ただ、ドデカテモリィは本来のものではないため、普段からは出てきません。
やはり窮地に追い込まれたり、土壇場にしか出ません。

平和な時はほとんど乙女座の持つ柔軟性はあるのですが、本質的には活動していることが好きです。
意外と不動宮も少ないので、頑固ではなく、「信念」などもあるようでありません。(笑)

もっと活動的なドデカテモリィを生かしたいですが、こればかりは意識して使えるものではないので、どうしても牡羊座の欠点であるところの「イラチ」「早合点」のようなところしか使っていないような。

私は本来の太陽と月には矛盾がないのですが、このようにドデカテモリィと矛盾がある場合、やはり複雑な性格パターンになってきます。
これはもはや、深くかかわらないと出てこない性質ではありますが、私は勝負ごとに負けるのがものすごく嫌いで、家族でやっているトランプなどのゲームにも真剣勝負になってしまい、負けると不機嫌になってやめてしまったりしますから、牡羊座のドデカテモリィ丸出しです。(苦笑)
普段気の強い人が妙にいざというときおとなしかったりすると、ドデカテモリィが内気な星だったりします。
太陽・月のみでなくすべての惑星にあてはめられますが、やはり個人天体に強く出ますし、アセンダントのドデカテモリィも大事でしょう。

その星座らしさがどうも出ないと思われるような人の場合、調べてみると面白いと思います。

Keyword:性格

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