占星学の玉手箱

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Astrology

ディセンダント

Category:占星学・アラカルト

アセンダントはほとんどの占星学の本でも重視されていますし、実際、太陽・月とともに「運命の三点セット」とも私自身読んでいるぐらい大切なポイントです。
これは一般にその人が人からどう見られているか、さらにはどう見られたいのかという意識も合わせてその人の普段の行動パターンを表すものです。
でも、アセンダントは必ず対極にあるディセンダント(7ハウスカスプ)と対になっていますので、実はディセンダントも侮れないのです。

私自身、山羊座の割にはよくしゃべるのですが、アセンダントが射手座でせっかちで、水星が上昇星だからだと思っていましたが、生徒さんと話をしていて、結婚後の行動パターンは7ハウスのカスプつまりディセンダントの惑星が結構出てくるんじゃないかということになって、そういえば、私のディセンダントは双子座ですから、ハウスに惑星こそありませんが、これまた主星が水星で上昇星につながるので、結婚後のほうが確かに流暢にしゃべるし、実際「しゃべる仕事」をしているわけですから、ある種の軽さやユーモアも大事にしていたりします。

アセンダントが牡羊座の人は割と潔い行動力があるのですが、結婚後はディセンダントが天秤座になるため、適度に人と合わせられるようになりますし、柔和さを増すと思います。ところが逆にアセンダント天秤座の人の場合、結婚後のほうが自我に目覚め、行動力が発揮されたりするケースもあるでしょう。
私の主人は出会ったころは本当にそつのない紳士的なアセンダント天秤座でしたが、結婚後は亭主関白的だし、イライラすることも多い(私がそうさせているのかもですが・・・笑)気がします。
逆にアセンダント蠍座の次女は社交的に見られますが実際は学生時代も割と決まった友人しかいないし、オタク傾向もなきにしもあらずです。気も強く人とぶつかることも案外ありました。ところが社会人になり、結婚してから「こんなにおっとりしていたっけ?」と思うぐらい言動が落ち着いてきて穏やかになってきました。もちろん娘婿が穏やかな性質だからというのもあるでしょうけど、ディセンダント牡牛座なので、動作が割とゆっくりになっているのです。
アセンダント魚座の人などは割と子供時代は内気だったり体も弱かったりする傾向がありますが、結婚後はディセンダント乙女座なので、よく働き、気の利く奥さんになるケースが多かったりしますが、逆にアセンダント乙女座の人は結婚したら現実的ではなくなり、安心して趣味に生きたりするケースもあるでしょう。
アセンダント水瓶座の人は人と違ったことをしたいとか、個性を追及しますが、結婚後はディセンダントが獅子座なので、何かの形でオンリーワンを目指そうとするでしょう。逆にアセンダント獅子座の人は強い印象を与えますが結婚後は自分の世界を持てば自信が生まれ、人は人と割り切るクールさを身に着けるでしょう。
アセンダント蟹座の人は本質は優しく気配り上手な母性的な人ですが、結婚後は割と仕事に生きる場合があるかもしれません。逆にアセンダント山羊座の人は勤勉で独身時代は真面目でややお堅いですが、結婚後はいいお母さんになったりする場合があります。
もちろんすべてではありません。(1ハウスや7ハウスに入っている惑星にもよります)でも、結婚後とか大人になってある程度社会性が出てきた場合、アセンダントの気質の対極星座の気質が出るということはあるのかもしれないなと思いました。

Keyword:1ハウス7ハウス アセンダント性格人間関係ハウス

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