占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 強さとは・・・

前のページに戻る

Astrology

強さとは・・・

Category:占星学・アラカルト

以前「優しさ」について星座別に考えてみました
が、同じく「強さ」というのも一体何だろうと思ったりします。

太陽星座は本質なのですが、いわゆる「気の強さ」というか、向こうっ気の強さのようなものを示すと思います。
ですから、一般に火の星座は「気が強い」と言われるのはそのあたりで、語気や態度がハキハキしている人が結構多いから、文字通り「強い」と思われがちです。
ただし、こういった強さは大木の強さなので、台風が来たら大木は大きいだけに根こそぎ倒れてしまってもう、復活できません。いざという時に決定打を食らってしまうと再起不能になってしまうことがあります。

対して、水の星座などは外見や態度が柔らかいせいか、「弱く」見えますが結構柳の強さがあって、どんなに強風が来ても倒れることも折れることもありません。「長いものに巻かれる」的な「強さ」があるため意外と細長く生き残れるわけです。

風の星座は「人は人」と思っているタイプの強さです。誰かと自分を比べたりしない傾向があるので、人のことが他人事でしかないため、ある意味それはそれで強いと思います。根っこはないけれど、どこへでも飛んで行けるたんぽぽの綿毛のような感じの強さです。

地の星座は「不変」という意味の強さがあり、持続力があります。ほかの星座があたふたしているような時にもどっしりしていて変わらないというような感じの強さでしょう。頑固ともいえるでしょうか。細い頼りない木だけれど根っこが強いという感じです。

ただ、実際の「強さ」というか「芯の強さ」はやはり月の星座がモノを言うような気がします。
太陽が水の星座で、月が風の星座のようなタイプの人が実は飄々としていて一番折れない「強さ」があるように思います。フレキシブルで周りを気にしない、こんな強いことはないでしょう。
嫌なことを言われても、嫌なめにあっても、受け流せるわけですから。
逆に風の星座で月が水だったりするとちょっと弱っちいかも。嫌なことからは逃げてしまうでしょうから。

ただ、風とはいってもやはり月が水瓶座というのが不動宮ですから最も強い気がします。「動じない」という感じでしょうか。
蠍座・月水瓶座、というような配置が最も強いイメージはあります。

月が柔軟宮だとどうしても少し弱いですね。あと、太陽柔軟宮・月が活動宮の場合、いざという時にやや弱い気もします。

私自身、山羊座ですが月の乙女座がどうしてもここ一番で弱さを露呈してしまうので自分でも情けないと思うことがよくあります。
魚座で月が乙女座だったら弱い配置ではあるものの、自分の弱さを知っているから流されるという強さに変わります。
地の場合、変化が苦手ですから、どうしても自分のスタイルにこだわり、チャンスを逸しがちですね。
太陽が乙女座で月が山羊座だった方がまだシンが強かったかなと思います。

どの星座にも強さはありますが、総体的に見てやはり不動宮の月は強い、といろんな人を観ていて思いますね。
活動宮同士の太陽と月などはどうしても「止まると死ぬんじゃ~」っていう感じなので強そうに見えますが、一旦折れてしまったら復旧作業に時間がかかると思います。

「弱そうに見えて実は強い」そういう「したたか」な人が一番強いわけで、「したたか」を漢字変換すると「強か」という字ですからね。「強い」という字が入っています。

実際、芸能界でも不動の人気を持つタイプの人は、一見強そうに見えないような人ばかりですよね。
昔からドラマのヒロインでも、弱そうに見えるからいじめられるけれど芯が強く、決して折れない、でも外見がたおやかだから助けられていつしかのしあがっていく・・・っていうサクセスストーリーはあの昔のドラマ「おしん」に代表されますが、昔の朝ドラヒロインには多かった気がします。

フィギュアスケートの四大陸選手権を観ていましたが、初出場で優勝した三原舞依ちゃん、優勝して涙することもなく、堂々たるものでしたが、きっと強い星を持ってるんだろうなと思い、生年月日を調べたら
獅子座・月山羊座でした。
難病を克服して努力したと本人が言うだけあって、不屈の精神を持った子でした。
こういった勝負事では、やはり負けん気があまり表に出てしまうようなタイプより、飄々としていて実は燃えている、というようなタイプの方が本番に強いでしょう。

「優しさ」同様「強さ」というのも簡単には言い切れないものだなぁと感じましたが、強さの場合はやはりライツのいずれかが不動宮であることが重要な気はします。

Keyword:太陽性格3区分4区分

占星学講座に参加してみませんか?