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Astrology

アセンダントとMC

Category:占星学・アラカルト

アセンダント(ASCと書くことが多い)とMCというのは、太陽・月とともに「運勢四大代表」と呼ばれるもので、ホロスコープ上とても大事なポイントです。

ただし、出生時間が判る人出ないと明確には出せません。

アセンダントのほうは、生まれた時に東の地平線上にあった星座なのですが、その人の見た目のイメージとか行動パターンなど、表に出ている雰囲気みたいなものを示します。

一方、MCは社会的なポイントで、その人の自我を示したり、社会における性質を示しますが、内面を示すので、太陽と似ていて、アセンダントは外面なので月と似ているのです。

これらはたいがい90度前後になっていることが多いのですが、たまに120度になっている人がいて、そういった人は比較的公私の違いがあまりない人と言えます。

いわゆる「ホンネとタテマエ」とよく言いますが、普段人はどうしても「タテマエ」で生きるので月のほうが出やすいし、相対する人によって変化します。
そこで、心理的に言うと、アセンダントは「ペルソナ」を示す場合があります。

対して、MCは天職を生かす場合、要するに「ホンネとしてやりたいこと」は何なのかがやはり出てきます。職業選択にはよく「やりたくないことなのになぜかやっていること」というのがありますが、そういったことに絡んできます。

私は昔から内向的でしたから、人と接する仕事など決して合わないと思っていたし、高校時代までは自分はおとなしく地味で、事務職などに就く人間だと思っていました。
でも、今は天職としてやっているのは人と接する仕事です。
私の場合MCが乙女座なのですが、月がオーブを広く取ればコンジャンクションになります。
ホンネの部分とタテマエの部分がくっついているという変なタイプです。
しかも、アセンダントは射手座で、太陽は1ハウスの山羊座ですから、きっと本質的には内向的だし地道にコツコツ…が好きなのでしょうけど、アセンダントの「ペルソナ」の部分で人と接する仕事ができているから、時々本当の自分と、職業上の自分のギャップに苦しみます。
誰しも、家での自分と社会での自分は多かれ少なかれ違うのですが、私の場合は結構これが極端に違いやすく、葛藤は多いでしょう。

適職はきっと公務員とか事務職など、安定した仕事なんだろうと思います。
事務処理などになると、マニュアル通りにやるのは結構早いし的確にできるのですが、営業とか機転をきかせることは全くにして苦手です。人前でしゃべるなどもう、もってのほかです。あと、独創性もあまりありませんので、全く一人で何かを考えて実行するということが非常に苦手です。(天王星があまり角度がよくないため)
でも、天職は細かい分析力を生かして、少ない人と接する仕事なんだろうなと思います。
山羊座の太陽よりも乙女座の月が非常に出やすい人間だと思います。
ですから、乙女座の月と射手座のアセンダントはきれいな90度になるため、自己矛盾がここで起きます。
射手座のスピーディーさが出ず、乙女座の小心さで打ち消されてしまうので、ただ焦るだけで余計テンパるということが多いため、器用さを要求されたらもう、逃げ出したくなります。

太陽と月は120度なので、性格には自己矛盾がないのですが、社会に出ると自己矛盾・・・おかげで、社会性には乏しいです。

運勢四大代表を眺めているだけでもいろいろ考えられます。

Keyword:太陽アセンダントMC

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