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Astrology

コンフィギュレーション

Category:占星学・アラカルト

コンフィギュレーションというのは、グランドトリンやグランドクロス、Tスクエアなどが有名ですが、ホロスコープ上で3つ以上の星が
何らかの幾何学的なパターンを形成することを言います。

最近、いろんなホロスコープを見ていて、「グランドセクスタイル」と「ミスティック・レクタングル」というパターンをよく見かけます。

私はもともと手書きでホロスコープを作成するためか、コンフィギュレーションにはなかなか気付かない場合が多かったのですが、研究上、パソコンのほうが早いのでパソコンで作成するとそういったコンフィギュレーションがはっきりと出てきます。

先日も、いつも手書きのホロスコープを使って鑑定している友人のをパソコンで
プリントアウトしてみると、彼女は「グランドセクスタイル」の持ち主で、確かに非常に温和で自分のことよりもついつい相手のことを優先するタイプです。
タロットでいうところのスプレッドのひとつに「ヘキサグラム法」というのがあり、これがちょうどその「グランドセクスタイル」つまり、6つの天体もしくは感受点が60度どうして6角形を形成します。
(ヘキサグラムは三角形2個つまりグランドトリンが2個あるのです)
別名「ハーモニック・コンコーダンス」という名前もあるのですが、平和で温和なタイプに多いけれどその分分散してしまい、意志の弱い面も露呈します。
彼女はこんなに温和なホロスコープなのに、結構波乱運なので、これはもうひとえに関わる相手が個性的であるということで、そういう相手を拒否できない面もあるからです。

グランドクロスなどを持っていると運気は尋常ではないですが、その分外部からの影響は受けず、自分自身を保つことは可能ですし、逆に影響力を持っています。

あと「ミスティック・レクタングルというのは、いわゆる「調停」の座相が2つ重なった形で、長方形(レクタングル)を形成するもので、これは結構強い、良いコンフィギュレーションです。
運の良い人に多く見られます。ちょっとカリスマ性のある人にも多い配置です。

アスペクトは、吉座相ばかりでもやはり良くないので、吉座相とそれに対する凶座相も絡んでいる方が、運が強くなります。

私自身はグランドトリンもT字クロスも、おまけにキローンを入れるとグランドクロスもあるので、まあ、何でも使えます、みたいな星ですが、T字クロスが6、8、12という何とも健康面に関するハウスで形成されているためか、2ハウスのキローンも加えると「健康面でお金を使う」という感じの一生になりそうです。
そこそこの幸せに甘んじるところはグランドトリンでしょうが、あまり向上心や執着がないのは欠点かもしれません。
このグランドトリンがまた2、6、9という変則的なハウスで形成されていて、6ハウスの火星がT字クロスと両方に絡んできますから、6ハウスを「労働」と取れば、8、12と絡めて精神世界に関する事では結構試練もあるけれど、グランドトリンを使って研究をしたり、まあ、金銭的には適度には潤うのかもしれません。

星の通りになるのではなく、気がつけばそうなっているというのが不思議です。

Keyword:アスペクト

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