占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. お金の価値観

前のページに戻る

Astrology

お金の価値観

Category:占星学・アラカルト

うちに来るお客様の相談ごとも昔はもう、9割ぐらいが「いつ彼氏ができるか」とか「今の彼と今後を占って」とかの結構明るいネタが多かったので笑いながら鑑定することがほとんどでした。

でも、最近、世の中を反映しているのか、若い女性が
「金運」と真剣に言う場合が結構増えてきました。

金運をつかさどるのはお財布のお金が金星で、銀行のお金が木星です。
そして、金運を観るときに関連するハウスは2宮(自分で稼ぐお金、所有物など)と8宮(人のお金、借金、ローン、相続など)ですが、
2宮に木星や金星があるともう、それだけで「金運がいい」と思う場合がありますが、それは大きな間違いなのです。
私自身、2宮に金星がありますし、月・火星とグランドトリンですから、アスペクトもよく、金運がいいのかと思っていた時期も(占星学の知識が初歩的だったころ)ありましたが、2宮のカスプ主星は土星ですので、2宮に金星があるというだけでは単に「きれいなものを買うのが好き」とか「甘いものが好き」という購買行動に繋がるだけでして、アスペクトもよいため、確かにこれらのものを良く買うし、お金を貯める努力をしなければかなりの散財をする恐れもあるわけです。
金星そのものは山羊座だし、地味です。(品位は普通)
カスプ主星が1宮土星なので、コツコツ貯めれば貯まる素質はあります。

ところが、木星の方は12ハウスで、T字クロスだし、8宮の天王星ときれいにスクエアです。
要するに私の金運は一言で言えば

「食うに困ることはさほどないが、もともと贅沢だし衣食住に散財しがち」
「結婚後明らかに不安定になる金運」
「突然人のために大きなお金が出て行く暗示」
になりますから、決していいとは言えませんし、まあ常にピーピー言ってます。
金星が2宮なんかにあるがために、購買欲求がきれいなものについつい向かうわけです。
山羊座はケチとか堅実とか言われますが、なんのなんの、ケチとはほど遠い性格だし、私はドンブリ勘定で、家計簿なんかも3日坊主でちゃんと把握したこともありません。
ただひとつ、土星のおかげで気付いた「コツコツやっていること」が
新札貯金で、これは結構貯まりますし効果は大です。

なので、2宮の主星が金星や木星の人の方が一般的にはお金に困らないし、ラッキーな運を持っていると言えます。

ただ、節約家とかお金を上手に使うことはいいことですが、もっているのにいわゆる「しみったれ」という感覚の人がいたりしますから、それはちょっと・・・。
自分のことには惜しみなく使うのに、人付き合いやその他の出費を異常に嫌う人がいます。
こういう人に限ってお金そのものは結構あるし、つきあいに「無駄遣い」はしないから貯まります。
でも、正直、死んだら棺桶の中にお金は持っていけるわけじゃなし・・・と思うのは2宮の金星の所以でしょうか?
お金の価値観は人それぞれだなぁと、いろんな人を観ていて思います。
「もってるお金を使わない」のも一理ありますが、「ためて使う」のも張り合いが出ていいし、何が一番いいかなんてわからないですね。

Keyword:2ハウス金星木星金運

占星学講座に参加してみませんか?