占星学の玉手箱

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Astrology

ボケとツッコミ

Category:占星学・アラカルト

「ボケとツッコミ」と言っても、お笑いのことではありません。
カテゴリーの通り、占星学ネタですが、何のことだと思いますか?

ある惑星同士のことなのですが、別名「緩和と緊張」ともいわれるもので、占星学に少し詳しい方なら、もしかしたらピン!とくるかもしれません。

ボケ、つまり緩和に当たるのは、木星で、ツッコミ、つまり緊張に当たるのは火星なのです。

この2つは常に反対の意味をなす惑星同士で、火星は闘いの星ですから、ある意味凶星だし、否定的な意味合いを持つ星です。
一方木星は許す星なので、吉星だし、肯定的な意味合いを持つからです。

年齢域でも、火星の年齢域が35歳ごろから45歳ごろになり、その次に木星の年齢域が56歳ごろまで続くわけですが、年とともに「丸くなる」というのが要するに木星の年齢域なのです。
私は木星の年齢域には丸くなったのは体型だけで、正直、運気的には火星の年齢域の方が楽しいことが多かったし、エネルギー的には充実していました。

というのも、もともと私は火星と木星がオポジションになっています。しかも木星は12ハウスなので
6ハウスの火星でエネルギッシュに働くのですが、それが木星的な「財」にはあまりつながりにくく、「骨折り損」みたいになりがちなのです。
占星学は常にどの星を使うかが大事ですが、どうも私は個人的エネルギーの星、火星の方を主に使ってしまう癖があるようです。
でも、待てよ、この火星は天王星とスクエアだし、品位も悪い・・・でも、グランドトリンの一角でもあるためついつい強く出てしまいます。
火星主導型の私は、どうも、それゆえに損をしているような面がありますが、木星という、心の広い星を「奉仕的」に使えばもっと社会的に大きな気持ちで物事に関われるのではないかと今更ながら思っています。

よくよく見ると火星と木星のオポジションは、金星によって「調停」のアスペクトになるため、やりすぎ、行きすぎ、自己中心的なオポジションによる暴走を、金星で緩和してくれています。

木星の年齢域をうまく使うためには、金星という愛と美とお金の星を使えばいいのです。
どうも、仕事をするというエネルギーの火星でお金を稼ごうとする傾向がありますが、金星はもともと優雅な星です。がつがつした生き方よりもともとボーっとしているので、必死になって頑張るのはもうやめて、ボケを有効に使った方がおっとりした感じのおばさんに
なれるような気がします。

そういえば最近は、お金がないなりに、近場のレジャーを楽しんだり、芸術に触れたり、金星的なものを求めている気もします。

木星をもう少し上手に使いたいなと思います。

Keyword:6ハウス12ハウス 火星木星金運アスペクト

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