占星学の玉手箱

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Astrology

インナーチャイルド

Category:占星学・アラカルト

インナーチャイルドというのを占星学で示すには・・・というのは常々考えているし、そういった事を研究している人も既にいるようです。
子どもの頃のトラウマなどが関係しますので、やはり年齢域でも就学前までをさす「月」が重要なポイントになるでしょう。
私の鑑定はカウンセリング的な傾向が強いのが特色ですし、運勢を「当てる」ということにさほど重点を置いていません。今、どうしたらその人がよりハッピーになれるかを考えたい方なので、やはりその人のもともとの性格は絶対に必要です。

たとえば同じように恋愛がうまくいっていても、自分はこの世の春なんだと思って、素晴らしい未来しか展望しない人もいれば、今はよくてももしかしたら将来嫌われたらどうしようとか、未来の不安ばかり考える人もいます。
どちらも、先天運で恋愛運がいいとします。でも、先天運にはその人の感情は出ませんので、後者のような考え方になる人は、インナーチャイルドが癒されていないのではないかと思います。

うちの娘たちで言えば、長女はどちらかというともてませんし、女性としての魅力には欠けますが、次女は外見もかわいらしく、小さい頃からもてました。なのに、自分に対する自信を持っているのは長女の方で、次女はなぜか常にネガティヴな面があります。
ただ、インナーチャイルドで言えば長女のほうが私自身は確執が多く、実は正直あまり良い母子関係ではありませんでしたし、いろいろと問題も多かったのですが、父親や祖父母の愛情は受けていたせいか、物事をポジティヴにとらえることができます。
先天運で月のアスペクトを見ると、長女は月と金星のコンジャンクションが双子座で形成されていて、双子座にはキローンもありますので、自己愛的傾向が強く、確かに自分が大好きな子で、自己肯定感の強い子でした。
ただし、月と土星がタイトなオポジションになりますので、このアスペクトは苦労を背負い込むアスペクトで、男性には不利ですがまあ女性なので少しはマシですが、インナーチャイルドの癒しは必要にはなるでしょう。

一方、次女はもともと月が1宮なので気まぐれかつ移り気で情緒不安定です。火星とのトリンなので異性にもてますが、一方で木星とのオポジションがあり、誤った人生哲学や価値観、経済観念などを持ちやすい傾向があります。
ところがキローンが8宮にあるため、異性関係はやはり癒しをもたらすみたいで、最初の恋愛がいかに大切かがわかります。今の彼氏とは付き合いが長いのですが、それまでには恋愛遍歴が多かったため、やはりどこか癒しを求め続けてきたようなところがありますから、月とキローンの両方を見た上で、インナーチャイルドの癒しは考えられるかなと思いました。

まあ、これは私の持論にすぎないのですが、自己愛型の長女と、異性に愛されることで自信を持とうとする次女の大きな違いが出ていますし、次女のほうが恋愛依存症にならないかと気がかりです。
ただ、長女の場合、自己愛が過ぎると恋愛に対して無関心になったり逆に変にポジティヴに求めすぎる面も出てきたりしそうですのでこれまた気がかりです。
ただ、次女は月と木星のオポジションに火星で調停になっているのであまり問題がありませんが、長女は4宮にあるドラゴンヘッドが土星に対してトリンで、月とセクステルになりますから、やはり家庭に対して満足することがテーマになっているようです。
よい恋愛をするのは次女のようですが、良い結婚をすれば長女のインナーチャイルドは癒されると思います。

Keyword:ドラゴンヘッド・テイルキロン

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