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Astrology

水鏡に映る影のようなもの

Category:占星学・応用知識

占星学で「ソルスティス・ポイント」と呼ばれているポイントがありますが、これは、蟹座0度と山羊座0度を結んだ線を境にまるで水面に映った影のようにある惑星が移った点のことなのです。

ホロスコープチャートの円を描いて牡羊座から等間隔に12星座を描く、フラットチャートを描いてください。
そして、蟹座0度と山羊座0度を結んだ線を赤なら赤でちょっとわかりやすくしてください。
その中に自分の出生時の惑星の記号を入れてみましょう。
たとえば、私の太陽は山羊座9度ですから、山羊座0度と蟹座0度を結んだ線を鏡だと思って反対側に同じだけ9度のところに映っているということになります。つまり、山羊座0度から反対側に9度ですから、射手座の「30-9」で21度のところにあるということになります。私の太陽は山羊座であると同時に射手座の性質も帯びるということです。
同じように月は乙女座19度なので、蟹座0度から79度離れています。これを蟹座0度から逆方向に79度のところに移すと、牡羊座の「30-19」で11度になります。つまり、私の月は乙女座であると同時に牡羊座の性質も帯びると言う感じで、全ての惑星の「鏡に映った」ようなものが、もともとの惑星とコンジャンクションのような意味合いを持つと言うことを意味します。

山羊座と射手座には一見すると共通点はありませんが、どちらも結構行動するタイプでじっとしているのが嫌いです。私は本質的に家が嫌いであると常に書いている通り、暇だと死にそうになります。
月は乙女座と牡羊座でこれまたまるで違う性質ですが、どちらも意外とイラチで、焦るとイライラします。
これらの、実際に惑星はないけれど、鏡に映った影のようなポイントをSP☉というように書きます。

SPの惑星が割出せたら、実際のホロスコープ(出生時間の判っている場合)に書きくわえてみると、SPの惑星とネイタルの別の惑星がもしコンジャンクションになっていたら、もともとの惑星とコンジャンクションだと言うような意味になります。
SPは簡単に言えば、牡羊座と乙女座、牡牛座と獅子座、双子座と蟹座、射手座と山羊座、蠍座と水瓶座、天秤座と魚座が対応しますので、もともとの度数を30度から引いた度数がSPの惑星の度数になります。
牡牛座と獅子座はどちらも頑固で状況等を変えるのは苦手だし、双子座と蟹座は両方とも神経過敏です。蠍座と水瓶座はどちらも個性的だし、天秤座と魚座はどちらも優柔不断な面があります。

私がせっかちで山羊座の割には落ち着きがないのは、月のSPも牡羊座だからなんだなぁと納得しました。
こういう理論もちょっと面白いので紹介してみました。

Keyword:蟹座山羊座性格

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