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Astrology

5ハウスは表現のハウス

Category:占星学・応用知識

5ハウスというとどうしても恋愛運とか子供運などに関するハウスというとらえ方が一般的だと思います。実際そういった「楽しいこと全般」に関する運気を読むには確かに重要なハウスですが、もともとが獅子座のナチュラルハウスなのもあり、「自己表現」(人に見てもらうなど称賛を要すること)のハウスでもあるのです。

5ハウスのカスプの主星が表現方法をつかさどるのですが、
私は5ハウスのカスプは牡羊座ですので主星は火星です。なので、裏表のない直接的表現、主観的なものの言い方が多いといえます。実際に、回りくどい言い方はできないし、ストレートになんでも言うので失敗も多いです。
ただ、お世辞やおべっか、社交辞令も言わないので、私がほめた場合は本当にそう思っていることしか言いませんから、心からほめています。
注目すべきなのが5ハウスのカスプが土星になっている場合です。
表現を抑えるということにはなるのですが、それが概して「策略」だったりする場合もあるのです。自己表現をするということはある意味その言葉に責任を持たないといけませんので、ハッキリ言うことは、同時に反発されるリスクも負うわけです。でも、土星だとそのリスクを背負いたくないがために、あえて自分は責任ある発言はしないで、控えめにしている場合があります。5ハウスですので同時にそれは恋愛面でも出てきます。要するに、恋愛面でも楽しいかどうかというよりも、安定とか相手の経済力やステイタスなどで恋愛する相手を選ぶということにもなります。もちろん、本当に控えめで自己表現をあまりしない人もいますが、5ハウス主星が土星ということはアセンダントがおおむね乙女座になりますので、その主星水星がどのハウスにあるかにもよりますが、私の経験上、作為的に自己主張を抑える人が多く見られます。
5ハウスカスプ主星が水星や天王星の場合は知的な表現が多くなるし、理屈っぽくなりがちです。主人の主星は天王星ですので本当に理屈っぽいし合理的です。何事にも「なぜ?」という明確な理由を知りたがりますので面白味がありません。
主星が太陽の場合だとそういった表現を用いた仕事に就くケースが多いでしょう。
主星が金星の場合だと、人当たりが良く、実際はどうあれ「人たらし」傾向が見られますしあまり嫌われない言い方ができると思います。

5ハウスという「娯楽のハウス」をこのように表現法として見てみると、案外その人の会話の傾向などもつかめたりします。
我が家は娘も二人とも私と同じで5ハウス主星が火星です。もはや、本音しか言わないのでぶつかることも多いのはうなずけます。
もう少しオブラートにかぶせたものの言い方ができればいいのですが、親子そろってそれができないという、なんとも・・・次女はアセンダント蠍座なのに、5ハウスカスプは牡羊座なのです。
私の火星は恋愛にはまるで威力を発揮しませんが、好き嫌いは非常にはっきりしているので、誰が好きなのかは周りから見れば一目瞭然だろうとは思います。
もちろん、5ハウスに入っている惑星の影響もあるので一概には言えないことですが、傾向としてはあるという感じでとらえておくと面白いかと思います。

Keyword:5ハウス土星ハウス

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