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Astrology

コンポジットチャート

Category:占星学・応用知識

コンポジットチャートというのは、以前書いたかは忘れましたが、夫婦やカップル、さらには2人以上のグループの全ての惑星に対して(出生時間がわかっていないとできにくい)それぞれを「絶対度数」に直して合計してその人数分で割ったものを割り出し、作成したホロスコープのことを言います。別名「合成図」とも言います。

人気絶頂のグループ、「嵐」の5人の出生時間がすべてわかったので、嵐って5人まとめるとどういうグループなのかという「性格分析」をしてみたいと思いました。

まずはMCをそれぞれ絶対度数に直して合計してそれを5人なので5で割ります。
大野君が天秤座28度なので208度、櫻井君が乙女座13度なので163度、二宮君が双子座22度なので82度、相葉君が水瓶座9度なので309度、松本君が乙女座19度で169度です。
これを全て足して5で割ると、186度になり、天秤座の6度がMCになりますので、室項表からMC(10宮カスプ)が天秤座6度になっているところを探してそれぞれのカスプを出します。
すると、アセンダントは射手座の18度47分になります。
なんとなく明るい雰囲気で人気者になりそうな「外見」ですね。

あと、太陽以下、惑星も同じようにそれぞれの度数を絶対度数に直して足して5で割ると言う作業をしていきます。
太陽は何と蠍座で、月が獅子座で結構タイトなスクエアになります。
何とも、不思議な魅力を持ったいぶし銀みたいなグループで、それぞれが自己主張をするものを持っているけれど、案外「渋い」グループなんだなぁと感心。
パッと見の明るさには現れない中身の面白さというか、不可思議な魅力がやはり人気の秘訣のようです。
全ての惑星を出してみるとなんと、全ての星がほぼ南半球に集まり(海王星のみ1宮・・・これもまた、何ともスピリチュアルなイメージを持っていますね)、やはり社会的人気に繋がると思います。
しかも、なぜかオポジションが一つもありませんので、反発しあう人もいないでしょう。
ただ、太陽・水星・金星はほぼタイトなコンジャンクションで11宮の蠍座にあります。
割と精神年齢は高そうですが、妙に友達感覚のグループだし、11宮には木星もありますから、グループとしての成功運も示しています。
それらが8宮の獅子座の月とすべてスクエアになっていますから、実は不思議な魅力をそれぞれが持っているというのも、みなさんが個人的な活躍をしていることからわかります。
ずっとグループとしての活動のみだったら、これほどの人気はなかったでしょう。

なんと、10宮には火星・土星・冥王星がコンジャンクションになっていますので、何とも野心の強い感じで、さすがに息の長いグループを示していますし、まず、ポストSMAPの地位は確立されると思います。
カリスマ性もあるし、個性の全く違う5人が集まるとなかなかすごいグループになるようです。
月と天王星がトリンになるため、意外な人気が出たグループでしょうし、時代を先取りしたファッションリーダー的なものもあります。
全体的になんとなく「つかみどころのなさ」みたいなものが妙な人気を生みだす原因になっている気がしました。

そういえばみんなだいたい30代半ばです。俗に言うところの「サターンリターン」を過ぎて、年齢域でもそろそろ火星の年齢域に突入します。
土星が10宮にありますので、なかなか努力家でしょうし、コツコツと努力しながら今の地位を築いたんだろうなという気がします。

みなさんももし、出生時間のわかる夫婦や友達、仲間、親子などがいたらコンポジットチャートを作ってみると、意外性が発見できておもしろいですよ。

Keyword:MC 性格人間関係アスペクト

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