占星学の玉手箱

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Astrology

感情の出方

Category:占星学・アラカルト

感情と言えば一般には水の星座の専売特許で、惑星では月がそれを司っています。

ただ、水の星座で月のアスペクトが多いから感情的なのかと言えばそうでもな場合があります。
ひとくくりに感情と言っても、喜怒哀楽いろいろありますし、嫉妬心なども感情です。

一般に、仕事などは感情的に対処するべきものではないため、比較的理性の範囲内でコントロールが効きます。でも、恋愛というのは、どうしても理性よりも感情が勝ってしまう場合が多いため、いくら理性が強くても、わけのわからない感情に支配されてしまう場合が多々あります。

主に恋愛面での感情表出について述べたいのですが、
誰のことが好きなのか

嫉妬心や怒りを感じた時

自分の思いを伝えたい時

などの場面で、感情がまるでストレートに出ない人がいます。

風の星座(特に水瓶座的傾向)の強い人や、ライツがスクエアなどの場合に顕著かなとも思うのですが、火の星座でストレートなのに、こと恋愛面だけ、照れくささからか、ポーカーフェイスを貫くような人がいたり、ホントはとても嫉妬しているのに、平気なそぶりをするような人もいます。

何度か書いている「反動形成」が比較的そうなりやすく、恋愛に関係する星(ライツと金星と火星)のすべてが男性星座だったり、女性星座だったり、同じエレメントだったりすると起こりやすい現象ではあります。
星のアンバランスさというのはどうも、偏りがその星の通りに出るか、逆に出るかになります。
あとは、ライツまたは金星と火星が合になっている場合も、その星座らしさが出るか出ないかの両極端になります。(金星と火星が蠍座でコンジャンクションになっているような人が、ヘビーに思われるのが嫌でわざと軽くふるまうなど)
一般的にストレートと言われている火の星座にひとつも星のない人がむしろ攻撃的になるケースなどがそうですし、(ないためにコントロール不能になる)水の星座だらけの人なのに感情を抑える(完全な反動形成)とか、月がノーアスペクトの人が突然切れる場合など(ノーアスペクトはブレーキがないので、幼児性が出てしまう)もそうです。

月のアスペクトが多いほど、やはり感情を出す場面は多くなりますが、凶座相が多いとそれが素直に出ない事も多いでしょう。土星との凶角はどうしても感情を抑える傾向が強まりますので、恋愛面で好きな相手に対して素直になれない場合があるでしょう。(そのため誤解を招きやすい)
月と火星の凶角などは好きな相手にわざと喧嘩腰になると言う場合もあります(ドラマなどで主人公が良くやるパターン)。あと、金星と火星がコンジャンクションの場合、恋多きタイプか、恋愛に疎いかの極端になります。
以前も書いた、金星と火星のスクエアなどの凶座相も、「好きな人に思われず・・・」のパターンだと述べましたが、素直になれないからというのもあり、どうでもいい相手には何とも思わないから逆にスの自分になっていて、だから逆に好かれてしまうという現象が起きやすくなります。
オポジションの場合はやや、ワガママ放題になって相手を振り回しますから、感情表出は素直ですが、スクエアや150度の場合は、屈折してしまい、相手に好きだという思いがわかられてしまうことを避けるためにわざと可愛げのない態度を取ったりする回りくどい人もいます。
恋愛というのはどうも、相反する感情が入り乱れるもので、自分が束縛されることを嫌うため、相手のことも束縛しないという人がいますが、これが逆に相手の不安をあおり、束縛される羽目になってしまう場合があります。
こういう、判りにくい感情になると、やはりもともと吉座相が多い人の方がスムースにいきます。
束縛されたくない人が自由主義者とうまくつきあえたり、べったりが好きな者同士がうまくつきあうというケースが多いでしょう。でも、金星と火星が柔軟宮同士のスクエアなどは、主体性に乏しいため、どうも、相手の望むように自分をいつしか合わせてしまうため、相手に都合のいい人になってしまうようです。
金星や火星のあるハウスが奇数ハウスの場合は比較的恋愛でイニシアチブを取れますが、偶数ハウス、特に4、8、12宮などにあると、受動的ですので、いくら風の星座などの自由な星でも、その自由さは柔軟ということになり、まあいいか・・・と相手主体になる場合があります。

私などライツも金星も火星も地の星座ですので、何ら自己矛盾はきたさないのですが、反動形成はあまり起こさないタイプで、そのまま好意が顔に出ますし、非常にわかりやすい人間だと思います。ただ、月と金星と火星がグランドトリンなので、恋愛面ではあまりトラブルにはなりませんし、かといって金星が2宮で火星が6宮なので(5宮のほぼ6宮寄り)受け身極まりないし、好意は表現しても、直接自分から積極的に働き掛けるということはないという感じでしょう。

恋愛は素直になったからと言って必ずしもうまくいくわけでもありませんが、相手に自分の気持ちをわかってほしいというのであれば、やはり反対の態度を取ったり、何ともないというそぶりをすると、伝わりませんので、ある程度自分の感情と素直に向き合った方がいいかもしれませんね。

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