占星学の玉手箱

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Astrology

守護星のあるハウス

Category:占星学・アラカルト

守護星のあるハウスというのは、主には太陽の主星のあるハウスのことですが、月やアセンダントなど、運勢四大代表に関してはその守護星のあるハウス(アセンダントの守護星のあるハウスが統治星のあるハウスになるのでこれは重要であることは前にも述べましたね)を観ることは大事だと思います。

私は山羊座ですので守護星は当然土星ですが、土星のあるハウスは同じ山羊座の人でも違います。
この場合、太陽の守護星としての観方をしますので、守護星が山羊座のように土星だったり、水瓶座の天王星とか、牡羊座の火星など、凶星になる場合も凶運として観るのではなくあくまでも守護星の性質はもともと持っているものとして観るので、それがそのハウスに影響しているのかで、その人の太陽としての自我は、占星学的にみれば、重要なテーマになるということなのです。

ですから、「そうしなければならない」のでもないし「そうなるべき」というのでもありません。
占星学には強制力はありませんので、納得行かない人は別にその通りにする必要はないのです。

ただ、私ぐらいもう人生を生きていると、やはりそのハウスは人生において強いんだなと痛感するのです。

私は土星は1宮にあるため、どうしても自分自身に焦点が当たることが多いし、自我も強くなります。
独立心とか克己心は自ずと高まりますし、もともとストイックに自分を追い込むタイプですし、それが統治星の12宮であるところから、「自分を追い込みつつ人さまの役に立つこと」がどうやら人生のテーマのようですし、実際この仕事はその姿勢でやっていると思います。
月は乙女座なので守護星の水星はまた1宮だし、MCも乙女座なので守護星はやはり1宮で、すべてが1宮に集約されるのが私の人生のようです。
要するに自己鍛錬、自己主張・・・と「自己」のつくことがすべてテーマになっています。自己卑下傾向もないとは言えません。

たとえば2宮にテーマのある人はお金を稼ぐことがテーマだとか、お金に執着を持つのがいいというのではないのです。2宮はお金というのもあるのですが、親とか所有物一般を示しますから、何らかのモノにこだわりを持つ事がテーマだと思います。

いつも書いていますが、テーマと言うのは何もそれが吉凶を示すのではありません。
単にそのハウスの意味する事柄に焦点が当たるということなのです。

ある生徒さんが私のホロスコープをレッスンで鑑定してくださり、「個を生きる」というとても素晴らしい表現をしてくださったのですが、これぞまさに1宮テーマだと思います。
もともと、自分を知りたくてこの仕事をしたので、どちらかというと私は人の運勢を知りたいからこの仕事をしていません。スタートは自分と言うものを客観的に知りたかったからです。
元々心理学畑ですし、自分の気付かない自分を知りたかったのです。
ただ、統治星が12宮なので、やはり運命学というものを通して人さまを鑑定させていただいているということになるのです。統治星までが1宮だったらもう、単なるナルシストというか、自我の塊で傲慢な人間になっていたかもしれません。12宮という隠れた宮のおかげで、自分を薄くすることがテーマづけられると思っています。

みなさんは太陽や月の守護星はどのハウスにありますか?

調べてみると案外納得行くことが出てくるはずですよ。

Keyword:太陽ハウス

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