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Astrology

同世代の個人差

Category:占星学・アラカルト

どうしても、同じぐらいの年齢の人との関わりは、若い人の場合は特に多いかと思いますし、同世代・同学年と言うのは当然縁を示すドラゴンヘッドが同じなので、縁があるわけです。

ただ、どうしても、出生時間が判らない限りはソーラーチャートで見るしかありませんから、その場合、木星以降の星はほぼ同じになるケースが多くなってしまうため、個人差は「月の位置」で見るしかなくなります。

でも、それだけではやはりなかなか性格的なことは読めても、運命的には同じじゃないのかという疑問も出てきます。

サビアンシンボルなどで見るのもいいのですが、あいにく私はこの分野はあまり得意ではないので、太陽を3つのデークに分けるという観方で見るなどするしかないかなと思っています。

どうしても疑問点が出てきてしまい、同世代はトランスサタニアンがほとんど同じですから、太陽星座が同じ時期だと、アスペクトもそれらは同じになり、ある世代のある時期に生まれた人は比較的強烈な特性を持ってしまうのです。

年末年始と、ワイドショーで毎日のように流れていたニュースに、オウムの平田信容疑者が自首し、彼を17年間保護していた元女性信者がいたというニュースがありますが、平田信の生年月日の情報が非常に曖昧なのです。ただ、1965年3月生まれであるということは確かなようですが、3月は、魚座か牡羊座かで性格がかなり違うし、そこに月の位置がはっきりすればかなりの特性は出ます。
ただ、1965年生まれの人の場合、天王星と冥王星と火星がそろって乙女座にある時期が多く、3月はそうなっていますから、太陽が魚座か牡羊座でも始めの方の度数ですと、これらの星と全てオポジションを形成するので、非常にインパクトの強い世代的傾向は出ます。

個人差こそあれ、やはり1965年生まれというのは、インパクトの強い人は多いですし、人生傾向も個性的な人が多いのは確かです。「干支」でもへび年ですので、やはり強い人が多いのも確かです。

でも、1965年生まれでも、おとなしい、インパクトそのものはそんなにない人だっているわけです。
これは一つの例ですが、1962年2月生まれというのもまた特徴的で、10惑星中7つの惑星が水瓶座に集中する人がいます。これまた、個性の強い、偏った星になります。

あと、1983年10月末~11月にかけての生まれの人は、月の位置によっては全ての星が乙女座~射手座にかけての間にしかないのです。太陽と水星・金星はあまり遠くにはならないため、どうしても同じ星座に偏る傾向が出てきますので、当然似たようなホロスコープばかりになります。
そのように、同じような配置になってしまう人が多くなる時期というのはやはり特徴的な運勢傾向があるのかもしれませんから、調べてみたい気もします。

やはり、総合的に見て、月は大切な判断材料になるなと思うわけです。
仕事がどうしても実践的な鑑定が多いので、出生時間が判らない人を観ることが多くなります。
ですから、特徴的なものを見いだすためには、工夫が必要だなと思います。
特に通信鑑定になってくると、実際にお会いしないため、感覚も必要になりますので、難しいのです。

トランスサタニアンとパーソナルプラネットの関係は、やはりひとつの世代的傾向を観るのには欠かせないと思いました。

Keyword:天王星海王星冥王星性格

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