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Astrology

月はなりたい自分

Category:占星学・アラカルト

月はなりたい自分を示すとも言うことができます。恋愛場面などで特にそうなのですが、もともと後天的な性質だったりもしますので、太陽と月の星座が2区分や3区分、4区分において矛盾をはらんでいる人の場合は概して月星座寄りの性質を、対人関係で帯びることがあります。

私のように、太陽も月も地象サインのトリンでほとんど矛盾のない人間の場合は、なりたい自分も何もなく、スの自分と建前にほとんど変わりがないのですが、月の乙女座の小心で冒険できない面はあまり好きではないけれど、乙女チックで純真な一面は結構そう見られたいなと思ったりもしますので、真面目だとか慎重な面は矛盾はないですが山羊座の持つ強さをあまり恋愛などの面では見せたくないなと感じます。

それが、太陽が男性宮で月が女性宮の人が恋愛した場合、女性だとやはり月寄りの接し方を男性にするケースが多くみられます。特に金星が女性宮にある人の場合、月がなりたい自分だとしたら、金星は恋愛観ですから、二つが女性宮というのもあり、相互に補い合う関係になります。
普段オトコマエで結構ハッキリした態度を取る気の強い女性が多いですが、恋愛するとものすご~くかわいい乙女に変身してしまうようなかわいい人が多いのです。
そして、そんな一面がギャップとなって案外魅力的に映りますので、恋愛面では女性宮の月を生かすべきだと思います。

ただ、いささか厄介なのが、月のみ女性宮のケースだと、恋愛観を示す金星も本質である太陽も男性宮ですので、月寄りの接し方をすると不自然に映ってしまう場合があり、好みではない異性に好かれたり、本当に好きなタイプの異性には振り向いてもらえないケースが出てきます。

一方、太陽が女性宮で月が男性宮の場合も、やはり金星と2区分が同じか違うかで異なります。
金星も男性宮の場合はもう、むしろ男性的な振る舞いをしたがりますし、普段はサバサバした恋愛観を持っているのですが、いざという時に太陽の女性宮が出てくるので、それが男性にはギャップとして映りますから、単に強がっていてもホントは女性なんだなと言う愛らしさに感じられるでしょう。

最もややこしいのが、太陽と金星は女星星座なのに、月だけ男性星座の場合です。
いわゆる「素直になれない」というタイプになってしまいますので、女々しい部分を見せることや甘えることをどうしても素直に見せることができず、反対の態度を取ったりしてしまう場合があります。金星が男性宮なら、悩まないのですが、金星は女性宮ですから本当は甘えたいし、やきもちだってやきたいのに、月寄りの自分がなりたい自分ですのでどうしてもカッコいい女性になってしまいます。それゆえ、「一人でも生きていけそう」だとか言われて一人で泣く羽目になることもありそうです。

この場合は、恋愛観そのものは女性的なのに、性格的に女性的なものを好まないと言う矛盾があります。太陽星座の本質も案外女性的なのを隠そうとしてしまう傾向があります。

やはり、月と金星に矛盾がない人の方が恋愛面ではうまく行きやすいと言えます。

私自身はもう、太陽も金星も月も地の星ですから矛盾はないものの、仕事などの面では太陽星座的な部分を出したいし、月の弱い面をあまり見せたくはないのですが、やはり恋愛面では自分が引っ張って行くなどとんでもないので、受け身ですから非常に月寄りだし、見た目も割と月寄りです。

もちろん、太陽の方が圧倒的にアスペクトが多い場合などは(月がノーアスペクトだったり)月の星座が暴走しますので、その星座のよい面と悪い面が両方制御不能状態で出てしまうのですが。
月にある程度アスペクトがある人は、コントロールできるので、やはり月のよい面は自分でもなりたい部分にはなると思います。
でも、月の品位が良くない山羊座とさそり座の場合は、うまく出せないと言うケースもありそうです。

いろんな恋愛相談を受けていて、恋愛が割と成就しやすいのは、太陽が男性宮で、月と金星が女性宮の人かなと思います。ただし、結婚がうまくいくかと言うとまた違うので、あくまでも恋愛に関してのみです。
結婚はやはり太陽星座と月の星座に矛盾が少ない場合の方がうまく行く場合が多いようです。

これはもちろん占星学的に観た場合で、本人の努力でいくらでも相手を振り向かせることは可能です。
ただ、月というのは変幻自在ですので、やはり時には武器として恋愛面で使えるんじゃないかなと思うのです。

Keyword:金星太陽恋愛・結婚

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