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Astrology

オリエンタル天体

Category:占星学・応用知識

さて・・・この「オリエンタル天体」なるものですが、これは、太陽の直前にある惑星のことを言います。
要するに太陽が昇った時にはすでに太陽の光で染められている天体と言う意味なのです。
もちろん、太陽の直前と言っても、さかのぼって惑星が180度ぐらい離れてしまう場合もありますから、その場合もその惑星がオリエンタル天体になります。

あと、例外として、太陽とは最大でも28度しか離れない水星や、46度しか離れない金星は個人天体ですし、確率的には太陽の前にあることが多いため、オリエンタル天体として扱わないという決まりがあります。

ですから、オリエンタル天体としては、月・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星のいずれかということになります。

私の場合、太陽が山羊座9度で、その前には射手座29度の土星がありますので、この土星がオリエンタル天体であるということになりますが、オリエンタル天体と言うのは何を意味するかというと、その人に向いている職業を判断する際の一つの材料になる惑星です。
職業選択にはもちろんいろんな観点から観る必要がありますし、主としてはMCを分析しますが、この、オリエンタル天体が何であるかということもひとつの参考にはなります。
私は山羊座ですので主星自体が土星だし、1宮にマジョリティになっている中の一つでもありますし、土星はかなり強調されると思います。

土星の強調は一般的には管理的な能力にたけている事を示しますし、古いものや伝統的なことを扱うとか、実際的な仕事に向いている、しかも管理することに向いていると読めます。

ただ、あくまでも「向いている」というだけであって、それ=天職というのではなく、むしろ安定した収入を得るためには向いている事だと言えます。
私はもともとは出版社で編集をしていましたし、文字を扱うことが好きなので、しかも地道な作業が結構好きですし、向いているのはその方面だろうと思います。
まさか「喋る」仕事をするなどとは思ってもいませんでしたから・・・。

ただ、MCの主星が1宮の水星で、MCは月と合だし、その土星とはスクエアになりますので、アバウトさとコツコツ努力することとが同居していて、相反するものであるせいか、結構その狭間で悩むところはあります。
アセンダントや水星の射手座と、MCや月の乙女座が葛藤するという感じがします。

水星や木星が強調されている場合はそれこそ出版向きだし、コミュニケーション能力にたけていますので、私の場合、木星がアセンダントの主星つまり統治星だし、こちらも適性はあると思います。

でも、管理能力と言う意味で土星はあまり活用できていない気もします。
射手座で29度だからなのかもしれません。もっと上手に土星を使うことができれば・・・とこのオリエンタル天体という意味合いで感じました。

みなさんも、オリエンタル天体を調べてみてくださいね。

Keyword:太陽職業

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