占星学の玉手箱

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Astrology

クインタイル

Category:占星学・アラカルト

久々に占星学の小ネタを。

クインタイルとは、72度という、第三種アスペクトのひとつで、マイナーなのですが、小吉の意味があります。手計算ではなかなか見つけにくいし、オーブは1度なのでほんとにタイトなものしか該当しないのですが、一つの特徴があります。

出生時間がわかってる人で、10惑星とアセンダント・MCまでの絡みで、3個以上このクインタイルがあった場合、芸術的な才能に恵まれていると読めます。

残念ながら、私にはほとんどこのアスペクトはないので、やはり芸術的な才能は無に等しいのだと悟りましたが、確かに一芸に秀でた人にはこのアスペクトが案外あるのです。

パソコンでホロスコープを作成したら、簡単に割り出せると思います。

一芸に・・・というと、お亡くなりになった中村勘三郎さんですが、出生時間は定かではないのですが、やはり3個お持ちでした。歌舞伎という特殊な世界にいらっしゃったわけですし、何代もにわたって受け継がれた伝統芸術ですから、やはり先天的にこういった才能を持った方が生まれるものなのでしょうね。

勘三郎さんは、双子座の太陽にトランジットの木星が合の年に亡くなり、一般的にはこの配置は良い配置とされますが、実はお亡くなりになる方が案外多いのです。(牡牛座の昭和天皇が崩御されたのも、木星が牡牛座の1989年でした)
木星には膨張の意味合いがあるので、病気などの方の場合、それを膨張つまり病気が広がるという意味になることが多いのです。
さらに、勘三郎さんの場合、年齢的にもサターンリターンになっていました。
これはまた、ひとつの試練の時期にもなっていますので、闘病生活というのは彼にとって本当につらかったと思います。
土星が蠍座に移行した途端にきっと具合が悪くなられたのではないかと思います。

このように、土星と木星が両方運命的に絡む時というのは、案外気をつけなければなりません。

2012年は、双子座の人は健康面がよくないケースが案外あったのです。
2017年現在では、天秤座にライツやアセンダントのある人で病気療養中の方は要注意です。ただし、土星が同時に絡む場合です。知り合いの方で、天秤座の方でまさにサターンリターンの時期に乳がんになられた方がいましたが、発病時は木星が獅子座でしたので、木星が天秤座に来る前に治療の末寛解しましたから、今、お元気になられました。こういったケースもあるのです。

クインタイルからそれてしまいましたが、72度というこの度数、案外調べてみると面白いですよ。

Keyword:太陽木星土星カルマトランジットアスペクト

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