ひっかけ問題

私のレッスンでは時々小テストのようなものをします。もちろん、点数をつけてどうこうというのではなくて、どの程度理解力があるかをご本人に確認してもらうためのものです。

で、そんな中で、初級の人でもこれは知っておいてほしいことをいくつか・・・。

①2013年5月25日は満月です。月は何座にあるでしょう？

②太陽が蟹座4度で、月が天秤座25度の場合、太陽と月はスクエアでしょうか？

③射手座生まれで金星が魚座の人は多情で浮気傾向がある。

②と③は〇×問題ですが、パッと見て答えられた人はまずまず占星学の知識は自信を持ってください。

ココを見ている方は割と高度な知識をお持ちなので、こんなの簡単だ!と思うかもしれませんが、某所で授業をしていた時も、これらは案外みなさんひっかかるのです。

①はまあ、満月イコール太陽と月がオポジションであるということがわかれば簡単ですが、②はちょっと星座だけを覚えている人は、蟹座と天秤座が90度なのでどうしてもスクエアだと判断しがちです。でも、月の方が動きが早いため、どんどん天秤座から蠍座に移行し、蠍座4度になったときに太陽とはタイトなトラインを形成するので、実は「接近のトライン(トリン）」なのです。ですから答えは×です。

③は、射手座と魚座の性質から、〇だと思った人が案外多くないでしょうか？
射手座生まれの人の場合、金星は太陽と最大でも48度しか離れませんので、前後二星座しか金星はあり得ません。ですから、射手座生まれの人で金星が魚座の人というのが存在しませんから答えは×なのです。

こういうのが完全にひっかけ問題で、知っていたからどうだというものではあるのですが、太陽と金星の最大離隔が48度だとか、太陽と水星の最大離隔が28度だということは知識として知っておいてもいいと思います。
あと、第7宮に木星や金星がある人は結婚運が良い
などというのも、一見〇に思えますが、これらの惑星がただあるだけでは一概には言えなくて、金星や木星があってもアスペクトが凶座相ばかりだったらむしろ結婚運はあまり良くないと言えますから、一種のひっかけ問題なのです。まあ、多くの異性とつきあったり、楽観性はあるので結婚に対して明るい展望は持ってもいいでしょうけど・・・。

講座ではこのようなちょっとした問題形式でも時々質問したりしていく予定です。