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Astrology

ルナーチャートも面白い

Category:占星学・応用知識

私は太陽も月も地の星座だし、これらは120度ですからあまり矛盾がないため、ルナーチャートの検証はあまりしないのですが、例年6月~8月は今一つ元気はつらつというわけにはいかないのです。
これは、ソーラーチャートとネイタルチャートが私の場合はほとんどずれないので6月~8月は、自分のチャートの6宮~8宮を惑星が通過し、どちらかというと、周囲に振り回され、メンタル的にも体力的にも消耗しやすいからだと思っていました。
もちろんそれも一理ありますが、やはり同じようにメンタルがしんどくて…というお客さんがいたのでいろいろ検証してみると、太陽は私と同じ山羊座で、その方は出生時間がわからないので、ソーラーチャートで観ていますが、だとするとやはりこの時期、同じようなハウスを惑星が通過しますから、同じようにしんどいんだろうなとは思いました。
でも、聞いていると微妙にずれがあり、私は6月は気が重かったし、7月は忙しかったのですが、どちらも仕事的には割と忙しかったのです。でも、8月はちょっとなぁという気がしています。
ところがその方は、6月が本当にしんどかったんだとおっしゃるので、ふと、月を調べると月が蟹座の方なので、蟹座を1宮にしたルナーチャートで言うと、6月は双子座を惑星が通過しますので(内惑星)12宮を通過することになりますから、自分自身を消耗しやすい月だと言えます。
私の場合は、月が乙女座なので、8月がそれにあたるのでちょっと危機感をもっていたりするわけです。
まあ、暑いし、最近は毎年健康面がちょっと黄信号が常に点滅していますから、8月はお盆もありますし、あまり頑張りすぎないで流れに任せようと思っています。

ルナーチャートで動きの速い内惑星が12宮や6宮、8宮などを通過する時期はあまり無理はしない方がいいでしょう。特別悪いことがないとしても、メンタル面は弱まりやすい時期になるからです。
もちろん、もともとのネイタルチャートを見るのが最も大事であることには変わりはないのですが、嫌なことがないのになぜかしんどいとか、やる気が出ないというようなときは、ルナーチャートの検証をしても結構面白いかもしれません。

太陽はエネルギーですが、月は基本的欲求だという考え方を適用すれば、やはり月から数えて1・5・9宮というもともと火の星座のナチュラルハウスである「生命宮」に惑星が通る時は前向きになれるときだと思います。2・6・10の地の星座のナチュラルハウスである「物質宮」を通過するときは現実的に気持ちが傾き、無茶をせず保守的でしょうし、3・7・11宮の風の星座のナチュラルハウスである「関係宮」を通過するときは人に会いたいとか実際に人からオファーが多いなど活気があり、4・8・12宮のターミナルハウスとも呼ばれる水の星座のナチュラルハウスである「終末宮」を通過するときはちょっぴりメンタル的にナーバスになっていて、お疲れだと思います。体も元気で、パワーもあるのになぜか気が進まないというようなとき、日の運気でも、上記のルナーチャートでいうと月がその日、どのハウスを通過するかによって判断してもいいかもしれません。
生命宮はルナーチャートで言うと自分の月が1宮ですので、合かトリンの場所ですし、関係宮は60度かオポジションの場所なので比較的元気になる場所だと思います。
それに対して、物質宮はエイリアンハウスか、スクエアになるし、終末宮もまた、エイリアン(30度と150度)かスクエアなので理論的に言ってもやはり元気になるハウスというのとは違います。

月の場合、心地よさを追及したいため、やはり気持ちが乗らないとできないことをするような場合は特に大切だろうと思います。

出生時間が不明の人でも、ソーラーチャート以外にルナーチャートを検証できるので、やはり便利だと思います。
占星学は融通をきかせて検証することがとても大事だと思います。

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