占星学の玉手箱

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Astrology

自己防衛

Category:占星学・アラカルト

人は自分自身を守ろうとするのは当たり前で、自己防衛本能は誰しも備わっています。
でも、防衛本能が強すぎてもまた、猜疑心の塊のようになってしまうし、冒険することができなくなります。
それが弱いと、無防備という感じで、人につけこまれやすくなったり、利用されたりします。

占星学ではグランドトリンなども一種の自己防衛と言えます。もともと楽にできる分野なので、そこに逃げ込むことで傷つくことが少ないのです。

あと水星と金星は内惑星なので、太陽とあまり離れていません。これらのいずれかが合になっている場合、防衛本能になります。

さらに、内惑星が逆行している人は、防衛本能が強まると言われています。

逆に、ノーアスペクトやぺリグリンなどは、無防備になりやすいので、頭を打つことが多くなってしまいます。

東半球に惑星が多い場合も自己防衛的になるし、逆に西半球に多い場合は他者に自分を委ねやすく、その分騙される場合もあります。

ハウスでいえば2宮は自己確認のハウスなので、そこが強調されていると自己防衛型になるでしょうし、8宮は対極で他者肯定のハウスですから、そこが強調されていると他者に気持ちが行きやすくなります。

これをいかに生かすかが大事になってくるわけですが、自己防衛のあまり、他者を攻撃するケースがあります。自分自身が傷つくことを恐れるため、傷つく前に防御のために相手を攻撃するというパターンがあります。
他者肯定ができていれば、自己防衛のために他者を傷つけたりはしないのですが、やはり他者肯定ができないととんでもない形で相手に対して攻撃的になる場合があります。

あと、12宮に惑星が多い場合も、やはりなかなか自己開示をしませんし、秘密を持ちたがる傾向があります。
自分自身をオープンにしなければ相手にわかってもらえないし、わかってもらいたい相手にはそうしたいのにできないという場合も多々あります。

何か問題が生じた時、はっきりと相手にぶつかっていける勇気を持っている人は非常に勇敢だと思います。
でも、たいていは自分を守るために逃げるか、放っておくか、時間の経過を待つかというような消極的な方法を取ってしまうでしょう。

2017年は概ね木星が天秤座にいますので、風の星座にとっては比較的自己防衛や現状維持を好む傾向があります。私自身は太陽と木星はスクエアに概ねなりますが、もともとグランドトリンなので、冒険心はほとんどなく、現状維持という言葉が心地よかったりするのです。むしろ、木星が蠍座に移行してからのほうがソフトアスペクトで安心して動けるかもしれません。

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