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Astrology

怒りのエネルギー

Category:占星学・アラカルト

怒りのエネルギーというのは当然のことながら火星に関するものですが、この怒りというのは、そのまま出る人もいますが、押し殺す人もいるし、本当に怒っているとかえって冷静になるというような人もいます。(これ、怖いです)
私などはまあ、火星自体は牡牛座で鈍い配置なのですが、自分自身の星に結構牡羊座的なポイントが多いせいか、割とカッカしてしまう方ですし、怒りはストレートに出ます。(とてもじゃないですが隠すことはできません)
火星のアスペクトが非常に多いせいもあるのかして、良い場合はグランドトリンでエネルギーがうまく働きますが、悪く出ると天王星とのスクエアが効いてしまい、天王星が8宮なのもあって、他者肯定の場所でスクエアを組みますから、肯定できないとなるとやはりストレートに出てしまいます。

火星だけで怒りを語れたら楽ですが、やはりアスペクトや、太陽のあるハウスなども関係していると思います。火星のハイヤーオクターブである冥王星も関係すると思います。
ただ、私は冥王星はソフトアスペクトしかないので、怒りというより単にイライラしている更年期なのかもしれませんが・・・。

怖いのが、火星や冥王星が12ハウスにある場合です。火星がある場合は、どちらかというと怒りをあらわにできないという抑圧傾向がありますが、冥王星の12ハウスは、怒りが内向し、爆発した場合とてつもない方向性に行ってしまう恐れがあるので、コントロールが大事になるのです。
さらに、火星や冥王星の逆行も注意が必要です。普通なら怒らないだろうというようなところで激怒しますので、怒りのツボが人とは違うようです。

あと、これも怖いのですが、水星と土星の凶角は、鬱的な傾向があると言われます。
もちろんこのアスペクトを持っている人イコール鬱傾向ではありませんが、入っているハウス(やはり終末宮などだと傾向は強まります)やアスペクトによる部分も大きいかと思います。
怒りが自分に向いてしまったりする場合があるようです。

火の星座の火星はエキサイティングしそうに思えますが、これはむしろ恋愛面で出るだけで、火星そのものは牡羊座が本来の位置ですから、火星の良い意味合いが出るので、怒りより前向きなパワーとして出ることの方が多いように感じます。実際、普段はおとなしい人でも、火星が牡羊座にある人は結構エネルギッシュに行動する一面があったりします。

水という感情を示すエレメントの火星がアフリクトされている方が感情的になるので怖いかもしれません。
地の火星もその意味では内にこもった怒りというイメージがあります。私のような牡牛座の火星は品位も悪いので、自分を責めるということはあまりありません。怒りを感じた時「自分自身も悪いかも」とはあまり思えなかったりするので・・・。
12宮主星が冥王星だったりしますから、精神的に安定していればあまり怒り狂うことはないのですが、不安定なときだと結構怒りパワーがさく裂することがあります。

火星や冥王星が、どのハウスの主星になっているのかということも見てみるといいでしょう。

土星の逆行などもまた、自分を責める傾向があるように思います。
怒りは出しすぎても迷惑ですが、押し殺しすぎて溜めこんで爆発すると取り返しがつかないことにもなるので、適度には出す方が精神衛生上はいいように思います。

たまに、人生で怒りを感じたことがないというような人がいますが、たいてい、ソフトアスペクトが主流で、怒りの感情を別のものに変えてしまうような、水瓶座以外の風の星座に多い気がします。天秤座などは、本来は意外と怒りのエネルギーはもっているのですが、感情的になることをみっともないと感じる星なので、別のものに変えているケースが多いかもしれません。ただ、やはり火星や冥王星がどの星座にあるのかということは調べてみる価値はありそうです。
相手の怒りのツボのようなものを知っておくと便利ではあるでしょう。

Keyword:12ハウス 水星火星土星冥王星性格人間関係アスペクト4区分

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