占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 月とアセンダント

前のページに戻る

Astrology

月とアセンダント

Category:占星学・アラカルト

太陽と月に関しては、太陽が外での姿で、月が本音という説もありますが、私はどうしても月は満ち欠けをするので、月こそ、やはり「なりたい自分」という意味で基本的欲求ですし、努力してそのように見せている姿だと思いますし、人や場面に応じて対応を変えるという意味で、建前かなぁと思うのです。
太陽は基本的なエネルギーですので、やはり生まれ持っている気質だと思いますから、スの自分かなと思うのです。もちろん、いろんな説があるので、絶対にこれが正しい!みたいなものはないし、私も、太陽の方がアスペクトの多い人はやはり社会でも太陽星座が出るし、月の方がアスペクトが多い人は月が出やすいというのもあるでしょう。

ただ、アセンダントというのは、その人の行動パターンとかも示しますし、体質も示します。要するに「こうありたい」「こう見せたい」自分像だと思いますので、月と似ている部分があると思うのです。

そこで、アセンダントの星座と月の星座に矛盾があるかどうかということも、建前のようなものにかなり影響すると思っています。

私はアセンダントは射手座ですが、月が乙女座なので、この二つは非常にせめぎ合いをします。
射手座と乙女座は相容れないサインですから、射手座の自由を求める気質と、乙女座の正しくあろうとする気質はいつも自己矛盾として出てきます。
仕事などでは水星も射手座なのもあってか、さっぱり、あっさりした気質を見せているところはあるのですが、どうしても、メンタルな面で余計な取りこし苦労をしやすいのは乙女座の月です。
なので、割とパッと見が乙女座に観られることが多いのです。

一方、アセンダントと月星座にあまり矛盾のない人は、割と社会において自分を発揮しやすいようにも思います。パッと見たイメージと実際のその人の像にあまり矛盾がないような気がするのです。

よく、「誤解されやすい」などという人の場合、アセンダントと月の星座に矛盾があるのではないかなと思います。もちろんそれだけではないと思いますが、一つの判断基準として知っておいてもいいかなと思ったのです。

私の場合はライツとアセンダントが矛盾しているのですが、水星を使った仕事をしているせいか、アセンダントを発揮しやすいので、その方が印象的にも明るく、仕事的にもやはり人様を元気にしたいという思いが強いのもあって、射手座的要素を無意識に使っていると思いますが、どうしてもプライベートで自分自身のスに戻ったときにはアセンダントは影をひそめ、地の星座に星の多い自分が出てきますからすべての事象に理由を求めたり、考えすぎてしまったりするところがあります。
私にもし風の星座がある程度あったら、考えるということも有効なのですが、風の星がないので単なる取りこし苦労に終わってしまいますから、だったらもう、考えない方がいいなと最近では思っています。

自分が思っている相手の理由など、相手にしかわからないことだし、それを推測することにあまり意味がないような気もしますし、本人に聞いたところで本当のことを言うかどうかもわかりませんし・・・。

ですから、月星座が比較的重たいサインの場合、アセンダントをうまく使うことで、重たい印象を払しょくできると思います。
私などは考えるより行動、ということになるのでしょうね。

逆に月星座が割と外交的なサインの人でも、アセンダントが女性宮などだと、意外と動かなかったり受け身だったりするケースが多いのです。
次女などはそうで、月は射手座なので活発に見えますし、実際人当たりもいいのですが、本当はアセンダントも太陽も蠍座ですから、一人になる時間がないとダメだそうで、アウトドアでもなんでもなく、家にこもっていたいらしいです。月星座の出やすい幼少期は活発でしたが、だんだんおとなしくなっていったし、今は私よりずっと大人だし落ち着いています。

どう見られたいか、ということを意識していくと、だんだんそのようになっていくものです。

家でいえば家の外観みたいなものはアセンダントですから、第一印象は人間関係で大事ですし、アセンダントを有効利用した方が、対極にある7宮カスプは人間関係軸ですから、自分の世界だけで物事を捉えているわけにもいかないですし、アセンダントと吉角度を形成している惑星というのも使えるのではないでしょうか。

私の場合は獅子座にある天王星です。だから占星学を使っているのかもしれません。

Keyword:太陽アセンダント性格人間関係

占星学講座に参加してみませんか?