生命宮の主星

生命宮というのは、１，５，９宮のことで、ナチュラルハウスでいうと火の星座のハウスに当たります。
名の通り、生命力を司る強い宮で、ここに惑星があると強い意味合いになります。

さらには、１宮の主星は統治星ですので当然運命に大きな影響力を与え、この世で意識してすべきことを示すのですが、５宮と９宮の主星も重要な幸運ポイントになってきます。

私自身、統治星は木星１２宮なので、まあ、無意識に人助けの仕事をしています。
５宮の主星は火星で、９宮の主星は太陽ですからもう、エネルギッシュにかなり男性的なものを持っているんだなということがわかりますので、家庭におさまるような星ではないんだということが自分でもよくわかります。
しかも、太陽が１ハウスで月が９ハウスなので、５ハウスの終わりの火星とでグランドトリンになっていますから、仕事をしないわけにはいかないような星です。できればこれを恋愛で使えたらもっと楽しい人生なのかもしれませんが、私の場合はどうやら仕事オンリーのようです。

ハウス自体の強さはアングルなどの方が強いのですが、５宮や９宮はやはり獅子座、射手座のハウスになりますので、どちらも楽しい事や精神性を高める事などを支配していて、人が生きていくために情熱を傾けるべきことを示しています。
これらは１宮からすると１２０度の関係になっているため、幸せをもたらすハウスになっています。
１１宮もまた、願望達成や幸せのありかを示すハウスではありますが、そこにある惑星や主星が強いということではありません。

惑星が入っていないハウスは効力はないのではないのです。あくまでも占星学で大事なのはハウスのカスプ主星ですので、主星と角度の良い惑星があれば、それがそのハウスの事象を達成するために使える惑星なのです。

一昨年入籍した次女などは、５ハウス主星が４ハウスの終わり（ほぼ５ハウス）にあり、１宮に月があってそれが９ハウスの主星になっています。ですから、私は太陽と火星というようなエネルギッシュな星がどうやら人生に必要ですが、娘の場合は月と火星ですので、主婦として家庭をきりもりすることにエネルギーを使うのかもしれません。
私よりずっと家庭的で、毎朝自分も出勤するのにご主人と二人分のお弁当を作っているようで、よく頑張ってると思いますし、経済観念はすごくしっかりしています。
彼女の火星は５ハウス寄りですが、私の火星はほぼ６ハウス寄りです。その違いも大きいかと思います。
娘の場合やはり恋愛にもエネルギッシュでしたし、楽しく生きる力を私よりも求めているかもしれません。

ネイタルにグランドトリンが１・５・９ハウスでなくても、主星を使ってこのように幸運を導くことができます。