蓄財能力

いわゆる「金運」というとどうしても、入ってくるお金が多いかどうかといった運を気にしてしまうのですが、トータルで金運のいい人というのは、収入そのものがさほど多くなかったとしても、「貯める」ことが上手でいつのまにか余裕のある金額を貯めこんでいるというような人のことだと思います。

その意味で、いくら入ってくる金額が多くても入った分だけ使ってしまえば結果的にはいつも生活はカツカツです。やはり、いかに上手にやりくりができるかということも、金運を観るのには大事なことだと思います。

そこでその「貯める力」つまり蓄財能力というのはいったい星では何を見ればいいのかということですが、金星がお財布の中のお金なので、普段使う方のお金です。
とするとやはり銀行にあって普段は引きださないお金は木星になります。

木星が何座にあるのかはやはり蓄財能力を観るには必要だろうと思います。

一般に
春の星座・・・牡羊座・牡牛座・双子座
夏の星座・・・蟹座・獅子座・乙女座
秋の星座・・・天秤座・蠍座・射手座
冬の星座・・・山羊座・水瓶座・魚座

と言われていますが、木星が春の星座にある場合はそれが２ハウスにあれば蓄財能力はあると言えますが、それ以外は割と散財傾向にあります。
夏の星座にある場合は出入りが激しいと言われます。
秋の星座にある場合が最も入ると言われています。
冬の星座の場合は救資ずつ入ってきますのでコツコツためるという感じです。

あくまでも参考にしていただければいいですが、私自身は木星は蠍座にありますし、２ハウスのカスプは山羊座で主星が土星なのもあって、もともと入ってくるかどうかは別として（大金持ちになれる星ではないので）貯めることに関しては割とできる方だと思います。
しかも木星は１２ハウスなので「隠れ財産」いわゆるへそくりを貯めるのはうまいかもです。
もちろん、もとが少ないため、大してたまらないですが、（出ていく方がやはり多いので）続けているのが
「ピン札貯金」で、きれいなお金はなるべく使わないでためておくことにしています。
一万円札の場合はもう、やむを得ず使わないといけないことも出てきますが、千円札などは比較的使わずに貯めることはできます。

木星が２ハウスにある人は金運がいいというのはまあもちろんはずれてはいませんが、どちらかというと、もともとお金に困らない人という感じで、自分が努力しなくても家がお金持ちだとか、恵まれた環境にいる人が多いなと感じます。なのでお金におおらかになるため、コツコツためるかどうかはいささか疑問です。

私も金星が２ハウスなので、普段の生活にはさほど困らないですが、財布になるべく多くのお金は入れないようにしています。でないとやはり金星は贅沢品を示すので、ファッション関連のものをすぐに買ってしまうからです。
しかも、木星自体はアフリクトされていますので、貯めることはできますが、どうしても出て行きます。（火星とオポジションなので）

次女がもう、本当に貯めるのがうまいのですが、２ハウス自体はボロボロで、凶星３つが居座っています。ですから結構苦労してますし、お金に恵まれているとはとても言えない生活をしていますが、２ハウスカスプが射手座なので主星は木星で双子座つまり春の星座ですが、２ハウス主星ですから、そこで蓄財能力を発揮しているのかなという感じです。木星自体は７宮でアフリクトされているため、人に施すのも好きですが、結婚後の金運８宮主星が水星で１２ハウスなので、へそくりとして小金を貯めていくタイプだと思います。
まあ今はそこそこのお給料をもらっていますし、仕事をしている限り生活に困ってはいませんが、日々の生活が本当に節約家なのでビックリします。
先天運として２ハウスに金星があって贅沢にできている私と、２ハウスに土星があるから質素な娘との差かもしれません。

２ハウスにもともとある星だけで金運を語るのはやはり初歩的すぎる観方になります。
木星が地象サインにあるというのもやはりある程度蓄財能力を高めてくれそうです。

ただ、ビルゲイツのように、もう億万長者ともなってくると蓄財能力云々ではなく、やっぱり木星がもともと２ハウスにあって冥王星と合だったり、半端ないなというのは実際にあります。
２ハウスに吉星がある方がいいのは確かですね。
私自身、２ハウスに金星はありますが、カスプ主星がもし土星ではなく木星だったらもっとでっかく蓄財できたんじゃないかと思うと、土星に見舞われる自分の星がどうも、努力とかコツコツ・・・という事とは切り離せないせいか、小さくしか蓄財できないんだろうなという気はします。

金運というのはやはり人生においては大事ですので、蓄財能力を見直してみるのもいいかもしれません。