占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 太陽のハウス

前のページに戻る

Astrology

太陽のハウス

Category:占星学・アラカルト

皆さん、ご自分の生まれた時間というのはご存知でしょうか?

何時何分、と完璧でなくても、だいたい何時ごろ、というような感じでいいのですが。

普通何座、と呼んでいるのは、太陽が何座にあるかということで、いまや大抵の人は
自分の星座が何座なのかは知っていますので、太陽の星座はわかっています。
ただ、本来の占星学は、ひとりひとり「ホロスコープ」という円形のものを書いて鑑定
に使います。その、ホロスコープというのは第1ハウスを左側に書き、そこから反時計
回りに12の部屋(通常、宮、ハウスと言います)に分かれていて、
太陽もその12の宮のいずれかに配置されているのですが、それが、出生時間によって
決まっているのです。

そこで、大まかな太陽のハウスの判断方法をお教えします。(あくまでも概ねです)

だいたい日の出前後に生まれた人・・・太陽は概ね第1ハウスにあります(一番左側)

だいたいお昼前後に生まれた人・・・太陽は概ね第10ハウスにあります(一番上側)

だいたい日の入り時刻に生まれた人・・・太陽は概ね第7ハウスにあります(一番右側)

だいたい夜中に生まれた人・・・太陽は概ね第4ハウスにあります(一番下側)

1、4、7、10のハウスは占星学では重要な位置で、第1ハウスは自我を示す位置で、概ね
このハウスに太陽を持つ人は、自我が強く積極性があるといわれています。また、
人生の比較的早い時期にある程度の成功を収める傾向があります。

第4ハウスは家庭や結果を示す位置ですから、このハウスに太陽を持つ人は概ね
内向的で家庭的だったりまたは、人生の後半になってから安定するタイプが多いです。

さらに、第7ハウスは対人関係を示す位置なので、このハウスに太陽を持つ人は
概ね協調性に富み、他者からの影響を受けやすい傾向にあります。

第10ハウスは社会性や地位、名誉を示す位置ですから、このハウスに太陽を持つ人は概ね家庭よりも社会で活動するタイプが多いといわれています。

第1ハウスを牡羊座の定位置としますので、順に、4ハウスは蟹座、7ハウスは天秤座、10ハウスは山羊座の定位置ですから、それらの性質を加味して考えると頷けます。

前回、山羊座についても分析しましたが、山羊座は社会性が強いと書いたように、これは第10ハウスという地位と名声を意味するハウスを定位置にもつ星だからです。

私は1月1日の午前4時52分という、夜明け前に生まれているのですが、太陽は計算すると第1ハウスになりますし、山羊座生まれです。
自我が強く、確かに独立した仕事をしていますので、頷けると思いますし、第1ハウスの太陽ということで、牡羊座の性質(負けず嫌い)も持ち合わせていると思いますからなかなか的を得ているとは思います。

その他の時間帯だとだいたい、朝の9時ごろだと太陽は11ハウスにありますし、夕方3時ごろだと第8ハウス、夜の8時ごろだと第5ハウス、というようになります。

ただし、すべてだいたいという概算ですので、実際にはきちんと計算が必要です。

第1ハウス・・・牡羊座の定位置(自我の強さ、積極性、行動力等)
第2ハウス・・・牡牛座の定位置(保守性、物欲の強さ、持続力)
第3ハウス・・・双子座の定位置(コミュニケーション運、広く浅い興味、変化好む)
第4ハウス・・・蟹座の定位置(家庭的、依存的、受動的)
第5ハウス・・・獅子座の定位置(幼児性と自己中心性、自信と活力、華やかさ)
第6ハウス・・・乙女座の定位置(健康への関心、実利的、気配り)
第7ハウス・・・天秤座の定位置(社交性、バランス感覚、協調性)
第8ハウス・・・蠍座の定位置(生命力、先祖との縁、性的魅力)
第9ハウス・・・射手座の定位置(精神性、利他的、海外への関心)
第10ハウス・・・山羊座の定位置(社会性、利己的、独立心)
第11ハウス・・・水瓶座の定位置(友好的、楽観的、個性的)
第12ハウス・・・魚座の定位置(感受性、芸術性、順応性)

これらのキーワードで、あなた自身が第何ハウスに太陽を持っているのかをだいたい判断してみてください。自分の太陽の星座の意味も踏まえて考えるといいかもしれません。

私の長女はちなみに第7ハウスの太陽蟹座生まれですが、蟹座の依存心があるためか、第7ハウスの意味する社交性がないのでおとなしく見られます。ただし、第7ハウスゆえに運の強さや実は目立ちたいという思いはあるようです。
次女は蠍座ですが12ハウスにあるので、確かに一見すると明るくて社交的ですが実際は芸術が好きで非常にナイーブです。活発に見えますが意外と内向的で家にいるのが好きというタイプで、目立ちたがりません。
そのようにあてはめていくと、自分を知る一つの手がかりになり、自分の太陽星座の意味があまり出ていないわけがわかったりもします。

もちろん、あくまでもきちんと計算したものではないので、大まかな目安ですが。

Keyword:アセンダント

占星学講座に参加してみませんか?