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Astrology

独断と偏見による12星座分析 山羊座

Category:占星学・太陽の12星座分析

~セレーネ・沙湖の独断と偏見による12星座分析~
山羊座(12月23日~1月20日生まれ)

私自身の星座でもあるこの星を分析してみたいと思います。
まず、この星座、ほとんどの占星学や星占いの本だと、必ず出てくる言葉が「真面目」、「地味」、「陰気」など、もう「じじむさい」言葉ばかりでうんざりします。
干からびたスルメみたいな人間を連想してしまいませんか?
でも、スルメというのは「噛めば噛むほど味が出る」わけで、それは山羊座を形容するのにはぴったりかもしれませんね。中身で勝負!という人が多いでしょう。

ところが、私の周りにも山羊座の人は結構いるし、確かに皆、根が「努力家」というのは守護星が土星であるところから、ある程度は当てはまるのですが、「派手」で「陽気」な山羊座もたくさんいるわけで、実は山羊座は「活動宮」に属し、その行動力は意外と知られていませんが、実は案外じっとしているタイプではないのです。
しかも、山羊座は、火星というエネルギーの星にとっても居心地のいい場所であるため(高揚の位置といいます)これまた意外かもしれませんが、案外山羊座は「ドジ」であります。そして実に「単純」で、「マニュアルどおりにしか動けない不器用人間」なのであります。(火星は牡羊座の守護星ですから、その性質にも似通ったものがあります)

ただ・・ユーモアのセンスが「ダサい」のであります。なので、さむ~いギャグをつい言ってしまったり、タイミングのずれた死語を平気で言ってしまうようなところがあるのです。行動力もあるし、せっかちなのに、もともとが「どんくさい」ので「水中で走っている」ような無駄なことを必死でやってしまうのです。(昔はやった「ドジでのろまな亀」というキャラの子は山羊座だったのでは?と思います)明るいタイプの中には、下町の娘のようなタイプもいます。
先にも書いたようにマニュアル人間ですから、「カラスは黒い」と本に書いてあればもう、「そうなんだ」と信じて疑いませんから、「なぜ黒いんだ?」とか面倒なことは意外と考えていないのです。そのくせいつも読書をしているかのような印象を与えるのは、単に視線を下に向けているせいで、実は新聞も斜め読みするようなタイプだったりします。
努力家と言われるのもどんくささゆえ、同じことをコツコツするしかないのです。
ですから、案外不意打ちや急な変化に弱く、アドリブは利きません。

さらに、この星座には、作家・政治家が圧倒的に多いのも特徴です。山羊座の定位置は10宮という、地位と権威の部屋だからであるともいえます。いわゆる「天職」を身につける人は多く、人に使われるのは嫌いです。行動力とある種の「寒さ」(笑)と不器用さ、
単純さ・・・こういったものがないとこのような仕事は案外できないのです。なので、結構向いているであろうと思われる「教師」は少ないのです。山羊座は意外と理屈っぽくはありません。

そして、もうひとつ、いつもお決まりみたいに言われてしまうのが「冷淡」「冷静」など「冷」の字が似合うみたいな評価・・・これはもう、冬生まれの宿命でしょうが、先ほどの火星の影響で、実は結構内面は体育会系なのです。「単純」ですから好きか嫌いかという、ON-OFFスイッチしかありません。しかも、頭の回転そのものが速いとはいえないため、言葉が紋切り型に聞こえるために「冷たそうな」印象を持たれてしまうのです。
確かに、「いかにも」というような「優しさ」はなく、厳しいイメージがありますが、相手に優しくされると、同じように受け取ったものを返そうと一生懸命になります。だから、山羊座の優しさを知りたい場合は、山羊座に優しくすればいいのです。同じ方法しか知らないのですから・・・。
あと、恋愛面。一般にこちらも無骨の代表選手のように書かれていますが、愛の星金星は山羊座の場合、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座のいずれかにしかありません。(太陽と金星は78度以上は離れないためです)金星の位置によっては、山羊座でも名うてのプレイボーイや悪女もいるわけです。かえって、金星の角度によっては性的な魅力が漂っていたり、浮気の名人だったりします。山羊座を現すタロットカードが「悪魔」だからでしょうか?(笑)
それと、これまた誤解されやすいのが「お金に執着が強い」ともよく言われることですが、これもまたこの「悪魔」が物欲や利己的な心を意味するからでしょうが、実は山羊座はケチではありません。ただ、死に金を使わないため、倹約家ではあり、一見せこく見えるのですが、使うときには思い切りよく使う星なのです。なんせ単純なのですから。
要するに、山羊座は決して「おとなしい」星でも「静か」な星でもないのです。自己顕示欲も強いし、社会性は12星座の中でもあるほうです。ただ、対極にあるのが蟹座という、母性の星になるため、母性や女性的な優しさには結構コンプレックスをもつ場合が多く、その裏返しから、わざと女性的な仕草を好まない女性もいたりします。正直すぎて嘘がつけないため、お世辞やおべっかが使えませんから、損をすることも多い星です。

そこで、最近の例で、「山羊座らしさ」を感じたエピソードを・・・

~ここ一番での粘り勝ち~
フィギュアスケート女子で、2006年トリノオリンピックに出場した2人の銀盤の舞姫、村主章枝さんと荒川静香さんは、なんと、ともに山羊座でした。
地味な職人タイプの2人は最初出遅れ、華のある安藤美姫さん(射手座)の影に隠れた存在でした。でも、実力や、練習量は多分相当なもので、底力はあったことはわかっていました。私は実はこの2人は絶対にトリノに行くと信じていました。
で、前年12月25日、太陽が山羊座に入って間もない日の全日本選手権での「本領発揮」はもう、さすが山羊座としかいいようのない位の「ここ一番での冷静さ」を披露してくれたので、この星は華はないけれど、「やるときはやる」という意味ではもう、抜群の実力を出せる星だということを実証してくれたと思います。
結果、荒川さんは金メダルに輝いたことはみなさんご存じですよね。

Keyword:山羊座太陽

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