占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 独断と偏見による12星座分析 魚座

前のページに戻る

Astrology

独断と偏見による12星座分析 魚座

Category:占星学・太陽の12星座分析

""~セレーネ・沙湖の独断と偏見による12星座分析~
魚座(2月20日~3月20日生まれ)

この星座はよく「優しい」と本などでは表現されることの多い星です。確かに、柔軟宮、水の星座、女性宮と三拍子揃えば優しいイメージはあると思いますし、実際に男性でも雰囲気の柔らかいタイプが多いのも特徴です。
ただ、本当に優しいのかというと、案外そうではないと思います。「柔らかい」とは確かにいえますが、本当の優しさには厳しさも含まれるので、その点魚座は厳しい星ではなく、「他人にも甘い代わりに自分にも甘い」、つまりある意味「いい加減」なのです。
この「いい加減」はいい(匙)加減の意味なので、万人にとって都合よくできているわけで、何も魚座が誰かのためにその加減を決めているのでも何でもなく、この星は自分のことも人のことももちろん「他人事」でしかないから、自我が薄く、自己主張と言うものをあまり持ちませんから「優しそう」に見えるわけです。モノの言い方がきつくないのも一因です。
当然の如く争いは嫌いですし、ややこしい問題の渦中に入ることはしようとしません。
エネルギーの弱い星で、自分の弱さをある意味本能的に知っているため、エネルギーを浪費するようなこと(例えば誰かのために争うとか怒るとか)をしません。「事なかれ主義」で得意なセリフが「聞くことだけはできるけど」という一見すると受け入れているようで、実は「どうでもいい」というのが本心だったりします。
他人事だから感情的にならないし、必死にもならないというだけで、よくいわれるところの「柳に雪折れナシ」というのはまさしく魚座のことで「水は方円の器に従う」ともいうように確かに変幻自在、どんな場所にも人にも順応しますが、決して強風にも折れないという、本当の意味での強さをもっている星なのです。
とにかく基本が本能と直感で生きていますので、「動物的カン」には優れています。ですからこの星がトラブルが少ないように感じるのは、本能的に自分と波長の合うものを見分けられる為で、合わないものは最初から回避できるからに過ぎません。確かに「誰からも嫌われない星」ではあるのですが、その分「インパクトの強い星」ではなく、自分でもそれでいいと思っています。
水が形がないように、この星もまた、つかみどころがなく、実態がわからないから、興味をもってしまうのだろうと思います。行動力もさほどありませんし、自分から率先して誰かを率いることも少ないのは、本能的に責任回避をしているともいえます。その意味では無意識な強かさをもっているともいえるのです。
そして、気分屋であることも特徴でして、「ノル」時と「ノラナイ」時の落差は非常に激しいものがあり、それが周囲に「不思議な魅力」として映ることが多いでしょう。常に同じテンションだとわかりやすい分飽きられますが、「何が飛び出すかわからない玉手箱」みたいな性格ですので、それは異性をひきつける大いなる魅力になります。
ですからこの星は12星座中1,2を争う「もてる星」ではあり、柳ですから「一見弱そうで守ってあげたくなるタイプ」であるところが恋愛では常に得をするキャラクターを形成することになります。水の星座ゆえによく泣きますし、それもまた弱さを抵抗なく醸し出す「武器」になってしまうでしょう。

月の位置などでときに理屈っぽい魚座もいますが、ほとんど実は「何も考えていません」。
ですから、情動の赴くままのことを語ったりしているだけで、同じことをもう一度言えといわれても無理でしょう。弱そうに見える外見でかなり得をしていますが、この星は実はノーテンキで、決してメランコリックだったり悲観的ではありません。
案外あっさりしていて、感情が尾を引かないのも、エネルギーがないためで、持続力にはほとんど自信はありません。続いている場合はたまたま「ノッテイル」だけなのです。なので、いつその緊張の糸がプッツン!と切れてしまうかわからないため、周りは常にハラハラ・ドキドキで、それがこの星座を恋の勝利者にしている所以でしょう。
天性の役者というか、感性豊かなため、芸術性には優れた者を発揮する人が多く、その芸術は多種多様です。絵が上手だったり歌が巧い人もいれば、演技派だったり文章を書くのに秀でた人もいたり、それだけで魅力的な人物になってしまうでしょう。これはもう、守護星が歌や踊りを示す海王星だからで、海に漂う形のないものを示しています。
ただし、その情感は不安定で、とにかく「一貫性のない」性格ですから、複雑に見えますし、事実この星を完全に把握するのは自分でも難しいかもしれません。
調和の取れた状態の魚座は確かに海に漂う小舟の如く優しく穏やかですし、周りをホッとさせるような雰囲気をたたえています。ところが、ひとたび何かによってその調和が崩れた場合、「とりとめのない」性格になってしまいますので、月や金星などの位置により、訳のわからないことを感情的に言う人もいれば、欝のように自分のカラに閉じこもってしまう人もいて、極端になります。
バランスを自分で取ることが下手なため、外部の支えが必要なのですが、その支えも同じパターンだと駄目なのです。
魚座は非常に「マインドコントロール」の巧い星ですが、魚座をコントロールするのは天才的な技量とカンがないとほとんど不可能です。
なのに、嫌われないのは、この星の言動のすべてに「悪気はない」というか、計算ができないからなのであって、自分の言動も忘れてしまうようなところがあるためで、また、弱弱しい雰囲気から魚座をいじめるとなぜかいじめたほうが罪悪感に駆られるようなイメージを持たされてしまうのです。
これがいわゆる「マインドコントロール」で、この星の男性などは特に年上にもてたり、なぜかかわいそうで別れることができない・・・というようなムードをもった人が多いのです。
ただ、現実適応性はいまひとつ欠けますので、順応性ゆえあわせることに苦痛はないですが、この星の言動に「なぜ?」といちいち理由を求められると一番困ります。
ですから、一般事務系の仕事などにはかなり不向きで、突然自分の世界に入ったりする傾向がありますから、「アブナイ」キャラともいわれてしまいます。
そのくせなぜか、この星は「ケチ」です。自分の好きなものへの出費は惜しまないのですが、日々の生活における出費は嫌い、変なところに「せこさ」すら発揮します。
魚座にとっては、現実が非日常で、非現実的な世界に逃避しているときが実は一番幸せを感じていられるのかもしれません。
ですから、現実的にお金を使うということが不得意なのかもしれません。現実生活が苦手ですから、当然ながら結婚生活なども不向きな人が多いでしょう。
不可思議な魅力を醸し出すこの星座にはもう、芸能人はたくさんいます。
男性だとやはり不思議な色気の漂う人が圧倒的で、ハンサムではないのにもてるのは大概この星座です。カッコいいところでは豊川悦司さんや大沢たかおさんなどですが、自分では多分カッコいいとか意識していないと思います。あと、お笑い系にも何故か多く、加藤茶さんと志村けんさん、コロッケさんや故・横山やすしさんなど私生活はハチャメチャでもなぜか憎めないキャラの人が多いです。「一芸に秀でた人」もたくさんいて、長嶋茂雄さん、徳光和夫さん、竹中直人さん、故・岡本太郎さんなどちょっと「浮世離れ」していますよね。
あと、マインドコントロールの例では、悪例ですが、麻原彰晃なども、あの外見で正直なぜ人がついてきたか・・・は「魚座だから」としか言えません。

女性でも「なるほど」というキャラの人が勢ぞろいです。まずは、弱弱しく見える代表選手が松田聖子さんですが、彼女は本質はサバサバしています。あと、飯島直子さんなども同様で、「プッツン系」に属するのは、古いところでは藤谷美和子さんなどですが、独特のキャラでカリスマ性すらある中島みゆきさんも、外見だけだと本当に「女っぽい」ですね。
「変キャラ」とは程遠く、非常にバランスのとれた、竹内まりやさんのような人もいますが、彼女は月が理性の水瓶座だからでしょう。

ひと言ではくくりにくい「宇宙人キャラ」の魚座ですが、やはり魅力的な人が多く、私は魚座になりたかったなぁ・・・と常々思います。魚座の男性は何となくすぐにわかってしまい、正直「タイプ」が多いのも事実です。実際は振り回されるに決まっているのですが・・・。
"

Keyword:魚座太陽

占星学講座に参加してみませんか?