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Astrology

独断と偏見による12星座分析 射手座

Category:占星学・太陽の12星座分析

~セレーネ・沙湖の独断と偏見による12星座分析~
射手座(11月23日~12月22日生まれ)

射手座というと、皆さん多分、弓矢で獲物を射るというイメージから、「早い」とか「勇敢」などという男性的な活発なイメージを抱く場合が多いでしょう。
確かに射手座は男性宮で火の星座なので、勇壮なイメージどおりの人もいますが、はじめにお断りして起きますが、この星ほど人間的なレベルによって性質が違う星はありません。育った環境や知的レベル等によって、非常に崇高な射手座から、品のない射手座まで本当に多種多様なのです。柔軟宮に属し、二重星座(半人半馬のケンタウルスから来ている)なので二面性を持つ星ですし、ひとくくりにできにくい性質を持っています。ただ、守護星が幸運と膨張の星、木星ですから、概して「いい人」が多く、全くの悪人はこの星座には存在しないといえるでしょう。
品格の違いはこの星の「精神性」の高さの違いによるもので、木星は精神性を意味するからです。ですから、利己的の反意語にもなる「利他的」な性格で、自分のことよりもまず、相手のことを重んじようとします。と言って、天秤座のように周囲の雰囲気を見極めるというものではなく、かなり大雑把に周囲の状況を判断するため、結構「行き当たりばったり」なところがあり、「ツメが甘い」のは否めません。
人生観が「義理人情」というようなややヤクザっぽいものですから、上下関係とか師弟関係などには非常に忠実です。自分が下の立場ならもう、上の者に絶対についていきますし、上の立場なら、たとえ相手が裏切ろうとも広い心でそれを許し、自分がいたらなかったのだと素直に非を認めます。
火の星座の中でも最も柔軟な暖炉のような火で、射手座の原動力は「好奇心」ですから、攻撃性はありません。怒り狂っている相手にも動じず、それをユーモアのセンスで切り返すこともできるのが精神性の高い射手座ですが、低い射手座になってしまうと、無鉄砲に火の中に飛び込んでいき、痛い目にあって、それでも懲りないというような面もあります。
とにかく自分の行動に対して無責任でもありますが、言い訳もしないで堂々としているため、憎めないキャラになっている人が多いといえます。全てのことに対して「楽しめる事柄」を見つける名人でもあるので、どんなことに対してもとっつきは早いでしょう。
ただし、この星が「ズボラ」だとか「怠慢」だと言われてしまうのは、広げるのはいいのですが、広げっぱなしで後始末をするのを忘れる場合が多いからです。興味の対象が、狩猟をする人間が生きている獲物にしか関心がないのと同じで、対象が弓矢に倒れ死んでしまうともう、興味が失せてしまうのです。物事の「プロセス」が楽しいのであって、弓矢が飛んでいるとき、どこに飛んでいくかわからないのが自分でも楽しいのですが、方向性が定まってしまえばそこでもう「GAME IS OVER」になるのです。
それゆえか、恋愛面ではプレイボーイ・プレイガールが多いといわれてしまいますが、その都度真剣であることには変わりなく、相手を騙したりもてあそぶと言うのでは決してないのですが、興味の対象の賞味期限が非常に短いだけなのです。
しかもこの星の面白いところは、双子座などと同様、逃げ足の速いのでも有名ですが、双子座は頭脳プレイゆえ、裏口から人に見つからないようにこっそり逃げるのに対して、射手座は正面から堂々と逃げていきます。その辺の大胆さはもう、周囲が唖然とするぐらい見事なのです。
コソコソするのが大嫌いですし、悪いことをしているという意識がないため、一般的な規範からはかなりずれるケースが多いのですが、全く本人は気にしないのです。ところが、同時に小心な一面もあり、意外なところで迷う場合があるのが二面性です。
「自由奔放」がモットーですから、規範のないところではいたって自由なのですが、その自由を何らかの形で束縛されたときの射手座は非常にみっともない姿を露呈します。この星の人に手紙を書かせると、枠や罫線のない紙に自由に文字を書くことを好みますが、枠があったりすると何を書いていいのかわからなくなって、支離滅裂になります。
自分が誰にも何にも強要しないため、強要されてしまうとどうしていいのかわかりません。ですから、案外主体性がなく、「どうでもいい」「どっちでもいい」などという投げやりな発言をするケースがあるのですが、わからないだけで大意はありません。
多様性を特徴とするため、この星は旅行好き、映画好きな人が多く見られます。どちらも自由を求める性質の強さから来ていて、自分だけの世界に浸ることができるからでしょう。さらには守護星木星の意味するところの海外が好きという理由からも、一人で海外に行くようなツワモノも多く、英語などの外国語に関心の強い人も多いでしょう。ただし、この星の勉強方法はあくまでも「体験学習」が主で、躍動感を味わえるものでないと興味が長持ちしません。通信教育などで、気前がいいだけに、教材だけを先に揃えてしまい、無駄になるという人はこの星に多いですし、本はもう、斜め読み、積ん読の名人でしょう。
もう少し「努力」と言うものを味方につければ、天分には恵まれた人が多いだけに、ちょっぴり残念です。
お金にも当然の如くアバウトですし、上下関係に関係なく、おごるのが大好きです。親分肌なので、ついつい施してしまう人のよさはぴか一ですし、相手からの見返りを求めない星NO1ともいえます。肝っ玉の大きな人が多いためですが、同時に安請け合いの名人でもあります。「いいよ」とは言ったものの、あとからどうしたものかと思っているうちに忘れてしまうなどということもしばしばなのですが、どうしても相手には憎めないキャラとしてイメージされるから不思議です。概して無神経なところもありますから、よくよく考えると失礼極まりないことも言うのですが、本人に悪気とか計算がないだけに、言いっぱなしで深い意味がありません。
ただ、おとなしい射手座も稀にはいます。案外知られていないのがこの星の「オタク」度で、精神性を司る星ゆえに、物事を追求することは好きなのです。パソコンを使わせるとかなり使いこなす人も多いですし、コアなネタを知っている人も多いですし、何らかの「通」が多いのも案外特徴なのです。ただ、本人がそういったことをひけらかさないのと、対象が広いというのもあって案外知られざる特技・・・といった形になっていることが多々あります。
一見するとどうしても軽さのほうが目立ってしまい、ひょうきんなキャラの人も多いため、何を言われても傷つかないような人だと思われがちですが、気は小さいところがあるので、顔で笑って、心で泣いて・・・という場合があります。軽くふるまうのは、実はこの星特有の照れで、本当はプライドだって非常に高い星なのです。
でも、利他的ゆえ、自己アピールが上手ではなく、スマートさや器用さには欠けるのに手を広げてしまう矛盾があるからあとで引っ込みがつかなくなってしまう場合が多かったりするでしょう。無責任だとか無神経、無鉄砲などとやたら「無」で始まる形容をされやすいですが、本来人が大好きですし、頼まれたらイヤといえない性格ですし、何でもすぐに取り組むはいいけど、他に興味が移るので全てに対しての持続力に問題があるため、物事を途中で放棄してしまうイメージが強くなるのでしょう。
一生懸命なのになぜか笑いを誘ってしまったり、怒ったりすることにも持続力がないためですが、そのために感情を溜め込んでそれこそ、吐き出すことを忘れてしまうと、精神的に病んでしまうこともたびたびあります。向こうッ気は強いですが、実は案外強さはない星なのです。嫌なこともすぐに忘れる代わり、大事なことも忘れる場合があります。
ただ、先にも書いたように、義理と人情だけは決して忘れない律儀な星であることも間違いありません。ポイントがずれていたり、ややタイミングが悪いなど「間」の悪さが手伝ってしまいますが、本質は無類のお人よしです。蠍座などにおける「しつこさ」がもう少しあれば、非常に大成する人が多いと思われますが、ラッキーな一面はあるため、元来の楽天性と、いじけずプラスの言霊を発する明るさが救いになっていることがあり、自由さを奪われなければ非常にいつだって機嫌のいい星ではないかと思います。
でも、だからと言っても強さのない星だけに、何らかのことで落ち込んでしまった射手座は「無気力」「無秩序」「無軌道」の三点セットになってしまいますので最悪の場合は抜け殻のようになってしまうこともあります。一見自信に満ち溢れているかのような大胆な行動の裏には、持続力がないので「つい」行動してしまうというだけで、根拠のない自信はあっても、確固たる信念に基づいて行動しているわけではありません。
心の広さと人を許す寛容さは抜群ですから、マイナス感情が尾を引かないという最大の長所をもう少し自分に向けるといいのでしょうが、この星は概して、自分自身より自分が大切にしている人やモノを優先してしまいます。人に好かれる星ではありますから、それはそれでいいのでしょうが・・・。
通常はハタが気に病むほどは悩んでいないけれど、一般的には「え?」というようなことで真剣に悩んでいることもあります。
ただし、立ち直りの早さで救われていることが非常に得ではありますが、もう少し落ち着きがあると大物の器は持っているのです。
芸能界ではもう、多種多様ですが、精神性の高い「崇高な射手座」に属する人でまず思い浮かぶのは松下幸之助さんでしょう。
あと、皇太子妃雅子様、プライドの高さゆえ、弱みを見せられませんが、立場上大変だろうとお察しします。あと、博学でお茶の間の顔になっている古館伊知郎さんも射手座ならではの広い知識をもちながら、それを鼻にかけない庶民性が好まれているようですね。男優さんでは、人気者の妻夫木聡さんや、ワイルドな高橋克典さん、精悍さとセクシーさを共有する瑛太さんなど魅力的な人が揃っていますし、女優さんでも、天秤座同様、手足の長い人の多いこの星はモデルさんが多いのも特徴で、小雪さんや江角マキコさん、牧瀬里穂さんや観月ありささん、加藤あいさんなど、何となく皆さん、CAの制服などを着ると似合いそうでは?
庶民的なところでは、大女優の風格すら漂う宮崎あおいさんも射手座ですし、満島ひかりさんとはなんと生年月日が同じです。どちらも若いのにバツイチですし演技力の高さなど似たところもありますね。アスリートとしてよりも、プライベートの奔放さが目立っている安藤美姫さんと絢香さんも同じ生年月日です。

Keyword:射手座太陽

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