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Astrology

もちつもたれつ

Category:占星学・応用知識

もちつもたれつと言う言葉は結構好きなのですが、今日は講座をしていて結構みなさん質問をしてくださったので、盛り上がって楽しかったです。
「フィフティフィフティ」というような言葉で言うとなんとなくちょっと打算的な印象になったりするし、「平等」とかいうとビジネスライクだし、そういう意味で「もちつもたれつ」と言う言葉はなんか柔らかくて好きです。

占星学でいうところの人間関係はすべてこの「もちつもたれつ」になっているように感じます。

「ポウラリティ」ということ自体がそうですし、アスペクトも、二つの惑星が角度を取るわけですので、それがたとえ凶角であったとしても二つの惑星同士はやはり「もちつもたれつ」なのです。

生徒さんとは最後の方はやや雑談になったのですが、それが案外面白かったりします。
自分の太陽の星座を1と数えると、前の星座は12番目になりますし、次の星座は2番目です。

自分の太陽星座から隣同士になっているこの30度の関係はそれぞれ相性で言えば弱い吉になりますが、実はエイリアンサインなのです。
エイリアンサインと言えば、6番目と8番目ももちろんそうですが、こちらは自分の太陽星座から150度になる関係なので、自分の星座とあわせるとYODが出来上がるため、明確に「自分とは異なる性格の人だ」と認識できます。
でも、30度の関係の場合、割と心地よいので、案外エイリアンサインであることに気付かない場合があります。
エイリアンサインと言うのは要するに2区分・3区分・4区分のすべてにおいて全く同じものがないというサインのことです。
私にとっては12番目が射手座であり、2番目が水瓶座です。
たまたま、射手座の生徒さんも水瓶座の生徒さんもいらっしゃるのでその話になったのですが、自分にとっての12番目は「隠れた敵」などと言いますが、同時に癒しや許しを得る関係でもあり、前世ではもしかすると何か申し訳ないことをしたかもしれない相手で、だから、現世では自分のひとつ前の星座の人には割と甘くなりがちです。(過去世では厳しくしてきたかもしれません)さらにはこの相手は、自分と同情心を呼び込みやすい相手ですので、同じことで共感できたり、感動できる場合があります。
逆に2番目のハウスは、自信とか所有のハウスですので、お互いに経済感覚が似ているというような感じがしますし、この相手に褒められると自分に自信が持てたりする反面、どこかちょっと怖かったりするので、一目置いてしまう相手でもあります。

12番目のハウスの人からすると自分は2番目にあたるので、相手が一目置いてどこか襟を正してしまうのですが、「おっかないけれど嫌われたくない」から頑張りたくなります。
こちらからするとその頑張りを認めて、「よしよし」としてあげたくなり、なんとなく放っておけない相手になるのです。

2番目のハウスの人からすれば自分のほうがどこか放っておけないと思われたり、助けてあげたいと思われます。そしてこちらはその人に対して頭が上がらないという傾向が出てきますが、その人を尊敬できる場合が多いのです。

私の場合だと、水瓶座の人に褒められたくて頑張るので、よしよしとしてもらえますし、射手座の人は私のために頑張るので私がよしよしとしてあげるという関係でやはりこれこそ「もちつもたれつ」なのです。

げんに、水瓶座はあまりやすやすとお世辞も言わないし、ほめたたえたりもしませんから、その相手に褒められることは、特に仕事面ではすごくうれしいのです。
母親が水瓶座で本当に欠点は言いますがほめてくれなかったので、たまにほめられるととてもうれしかったのを覚えています。

ですから、6番目と8番目のハウスに関してもやはり、エイリアンサインですが、実はもちつもたれつなのです。私にとっては双子座と獅子座がそれに当たりますが、一般的な相性ではさほど「良い」とは言われないですが、友人が多い星座でもあり、お互いに自分とは違う性質で考え方を持っているということ理解しやすいため、あまり反発はしないのです。人間というのは自分と似ていることで共感を抱きやすいので、逆にここまで違うと相手に自分と同じ考えや行動パターンを期待しなくてもいいため、かえって楽なのです。
私と主人もまさにこの相性で、私からすると主人は8番目なので深く関わるけれど経済感覚がまるで異なるし、あまりべったりだと息がつまる相手になります。でも、相手からしても6番目になってペットか年下の相手のように扱いますが、健康を害するということにもなりますので絶えず一緒にいない方がいいと言う意味で距離感をうまく取ることを学ぶための「もちつもたれつ」になるわけです。

この相性は8番目にあたる相手の方が年上であるほうがいいでしょう。なので6番目にあたる相手は年下か、立場が下であるほうがいいと思います。逆の場合はやや厄介かもです。
そういえばずっと昔ですが、双子座の先生に習い事をしていた時、相手の方が年下だったのですが立場は先生でしたから、私はやはり礼儀として敬語を崩さずにいたら「他人行儀に思えるのでやりにくい」と言われてしまったことがあります。
8番目の相手なら、たとえ年下であってもやはり敬意を示す方がいいですが、6番目の相手にはフランクに接した方がいいようです。

ですから、自分の太陽星座から観て相手が何番目にあたるかと言うことを知ると同時に、相手の太陽星座からしたら自分が何番目にあたるのかと言うことを観て行くことが大事だろうと思います。

これは、どうも、太陽星座に関してのみあてはまる気がします。

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