占星学の玉手箱

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Astrology

浮いている星

Category:占星学・アラカルト

浮いている星というのが、ホロスコープの中をくまなく見て行くとあるように思います。
ついつい見落としてしまうし、あまり意識しない星だったりもしますし、当然使えていないことになります。

ただ、それが意外な星(10惑星とドラゴンヘッド、キローンを加えます)だったりもします。
私自身はいつも書いているように、風の星がひとつもありませんが、ドラゴンヘッドとキローンは実は風なのです。
惑星だけに目が行ってしまいがちですのでどうしてもこれらの感受点を見落としてしまいます。

そこであえてこれらの風の感受点のアスペクトを観てみると、キローンは、火星・天王星・木星のTスクエアとあわせるとグランドクロスになります。そのことは知っていましたが、意外と使っていない気もしました。
私は「どんくさい」割に「イラチ」であるという矛盾した性格があります。
何事もテキパキとできる方では決してないのに、結果を焦ってしまうところがあります。
アセンダント射手座のせいかなとも思いましたが、2ハウスにあるキローンのせいか、要するに自信がないのでバタバタしてしまうようです。

特に経済的な問題にトラウマを抱えているようで、お金がないということがとても怖いのです。
でも、対極に天王星がありますのでもう、結婚してからの経済面の不安定さは免れません。

キローンはトラウマでもあると同時にそのハウスの問題に向き合って初めて自分自身の癒しになりますので、私の場合は経済的自立というものに対しての覚悟ができていないというか、結婚しているのでどうしても配偶者の経済的なものをどこかであてにしてしまいますから、自分が頑張ればいいのだということがなかなか腑に落ちません。
2ハウスには金星がありますからどうしても元来贅沢癖があります。しかも金星は私のホロスコープでは最も良い惑星なのもあって、残念ながら恋愛には使っていませんが、「きれいなもの、甘いものが好き」ということには存分に使ってしまっています。
ところが同時にキローンがあるため、それが天王星と割とタイトなオポジションにもなるせいで経済的に自由なようでいてかなりの束縛を受けてしまいますから、ほしいものを我慢するということが人より辛く感じやすい傾向にあります。
ところが、天王星の悪い側面ばかりに目が行っていましたが、実は今の時期、トランジット天王星は牡羊座に居座っていますので、ネイタル天王星とはトラインだし、もともとアセンダントや水星ともトラインで、例のキローンとも60度です。つまりは、2-8ハウスのキローンと天王星のオポジションに対してトランジット天王星が調停しているのです。T天王星が4ハウスにあるのでどうしても家庭環境の暗い側面ばかりに目が行ってしまい、母や主人はどんどん年を取って体力も低下していく中、自分が頑張らないといけないということが負担になっていました。でも、逆に誰も家族は私が自由に動くことを止めているわけではないし、もっと自由に活動してもいいのかなという気がします。

意外と行動力はないので、(アセンダントで突発的に動くことはあるのですが続きません)常に受け身で行動をしていることが多いのですが、どうやら星は、自分で動けと言っているようです。

ということで、唐突に東京に行くという願望がどうしても心にありますので、何かしら理由をつけていましたが、行きたいと思ったら行動することも大事なのかなと思っています。

アセンダントで衝動的に動いたことが長続きしないのであまり良くないのだろうと思っていましたが、天王星やキローンをもっと味方につけて、「一発勝負」でもいいから何か突破口を開けばいいのかなと思いました。

このように、皆さんも自分のホロスコープで何かしら浮いている星や感受点があったら注目してみてください。
ノーアスペクトの天体なども非常に重要な意味を持ちます。

私の場合、キローンは2ハウスにありますが水瓶座で3ハウスのカスプで、その主星である天王星とキローンが絡むということ自体決して弱い影響力ではないので、自分で苦手だと思っているコミュニケーション力を打開する鍵になるかもしれないと思っています。

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