占星学の玉手箱

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Astrology

涙の度数

Category:占星学・アラカルト

「涙の度数」というのは、29度にある惑星のことなのですが、各星座最後の度数になるためか、その惑星の意味することや惑星のあるハウスにおいて、涙を流すようなこと、つまりある意味悲しい出来事を味わいやすいと言われています。
でも、私が観てきた限りでは、なんというか、逆にそれがある種の翳りを帯びた魅力になることも多いなという気がします。
特にライツが29度の場合、その傾向が強いなと思います。

私は観ていないのですが、「龍馬伝」で武市半平太役をしたり、以前から「ハゲタカ」やもっと以前には大好なCM(耳の不自由な女優さんが出ていたCM)に出ていた時から結構好きだった、大森南朋さんと、龍馬伝では武市半平太の奥さん役をやっていたきれいな女優さんで、以前から脇役なのにものすごくきれいな人だなと思っていた奥貫薫さんは、なんとどちらも太陽が29度なのです。

なんというか、大森さんは厳密には水瓶座29度なので、ほとんど魚座の影響を受けますし、魚座的なイメージが強いのですが、どことなく身勝手な優しさがあってそれがまた何ともそそられるのです。実際は結構女好きだし、結婚前はいろんな女優さんと噂があったようですが、もてるのはわかります。
一方の奥貫さんは蠍座の29度、なんだかピッタリだなぁという感じです。
二人とも、地味な役者さんなのですが、何とも言えない魅力があると思いませんか?

私の知り合いにも、ライツがともに29度でスクエアを組んでいる人がいますが、すごく翳があって、それがカリスマ性になっているという不思議な人です。

私自身は土星が29度なので、単に土星という忍耐・努力・試練を要する事に対して悲しみを味わいやすいというだけで、しっかり味わっておりますが・・・。
やはりライツの存在感は、涙の度数であっても、だからこそ逆に魅力になるような気がします。
29度は最後の度数なので、当然「真我の表示体」にもなるので、その人にとって人生において決定権を持つものだったり、統治星(しなければならないこと)と同じような意味合いを持ったりもしますから、侮れない度数だと思います。
華やかに生きようと思えば29度はちょっとない方がいいなという度数ではありますが、人間はあまりに明るすぎて翳がなくても逆に鬱陶しい場合があります。晴れの日もあれば雨の日もあるように、天気は変化するからこそ雨だと太陽が恋しいし、晴れだと雨が必要だったりします。
そんなふうに、29度というのは、次の星座に移行する橋渡しの役割を果たす、ある意味その星座の意味合い以上に次の星座の意味合いを混在させたようなものがあるのだと思います。

Keyword:性格カルマ

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