占星学の玉手箱

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Astrology

憂鬱な星座とか有害な星座

Category:占星学・アラカルト

「憂鬱な星座」とか「有害な星座」なんて言う言葉を聞くとなんだかいや~なイメージがありますよね。

占星学の用語なのですが、実際に、ヒポクラテスが星座を四体液(血液・黄胆汁・黒胆汁・粘液)で成り立つ理論を立ち上げ、それぞれに気質を与えました。

それによると、憂鬱な星座というのが地象サインと秋の星座(天秤座・蠍座・射手座)にあたり、これらは憂鬱質、つまりメランコリックで根気があって慎重だが内向的で弱い気質で保守的で実際的ということです。
私はライツがともに憂鬱な星座に当たりますが、確かに上記の性質はすべて当たっていると思います。
でも、上記の星座の中で、射手座が憂鬱質というのはちょっとわからないです。
射手座は火の星座ですので、四体液論で言えば、胆汁質にあたり、意志が強く、短気で大胆、断定的、楽観的、行動的、積極的、無尽蔵など結構こちらの性質は当たります。こちらは夏の星座(蟹座・獅子座・乙女座)も入りますがそうなると乙女座にはあまり当てはまらないなど、要するにこのような分類は、前回書いた血液型と同じで、当たる部分もあれば、かなりの矛盾もはらむわけです。

まあ、いろんな分類があるので、ちょっと面白いのに、星座の姿を四区分したものもあります。
火の星座は「走っている星座」、まあ、その通りの気がします。
他には「立っている星座」が双子座・乙女座・水瓶座だそうで、星座の記号に由来するギリシャ神話での絵が描かれていますが、それをみると確かに乙女座は竪琴を持って立っていますし、水瓶座も女神が水の入った瓶を持って立っている絵です。全て理性の強い星で、勉強好きな星のように思います。
「座っている星座」は牡牛座・天秤座(天秤を手に持って座った女性が描かれていた)・山羊座です。地に足がついているということでしょうか。
そして、水の星座は「横たわっている星座」だそうです。(蟹・蠍・魚が寝ている)なんとなく性質が女性的で受け身な感じですね。

その他いろんな分類があるのですが、「有害な星座」なんていうのもあって、これは角やハサミ、とがった尻尾などを持っている動物であらわされた星座ばかりを指し、牡羊座・牡牛座・蟹座・蠍座・山羊座がそれに当たるそうですが、人を傷つけたり自分が傷ついたりもがいたりすることが多いと言われています。
特に、牡羊座・蠍座・山羊座の3つは、主星がすべて凶星なので「凶暴な星座」とも呼ばれてしまいます。

なんだか山羊座って、憂鬱で有害で凶暴って・・・ろくなものがないように思います。
しかも、虚弱星座でもあります。(蟹座・魚座とともに)
もう少しハッピーな意味合いの星座の分類はないものだろうかと思うのですが・・・。
山羊座とか蠍座などが不人気なのもなんとなくこういった分類をみると、性格の中にやや残忍さがあったりするので、自分でもわからないこともないんですけどね。(苦笑)

昔の占星学分類はなかなか面白いけれど、言葉がちょっと不気味でもあります。
ただ、四体液などの分類は健康運をみるのに役に立ったりもしますし、これらは使い方次第で面白いなと思います。

晴れていても突然雨になったり雷が鳴ったりする変な天気だとやたら憂鬱になります。(笑)
こういうことで憂鬱になる性質もまた、憂鬱質なんでしょうか?

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