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Astrology

インターセプトと逆行

Category:占星学・アラカルト

逆行している惑星については、大惑星は年に必ず何度かは逆行するので、そのたびに悪いことが起きるわけではなく、なんとなくふわ~っとしていて、悪い事態が認識されにくいと言う感じになります。
パーソナルプラネットである動きの速い惑星の逆行はやはりそれなりに物事の遅延なども示しますが、同じようにインターセプトと言って、これは出生時間が正確にわからないと不明ですが、ホロスコープで宮のカスプに来れなかった星座のことで、2つの星座の間に挟まった状態になっている事を示しますが、これもまた、その宮が遅れるとか妨害されるとかの意味合いを持つと言われています。

なので、出生図の惑星の中で、もともと逆行している星が多いとやはりその惑星の出方が遅いというか、うまく出てこない場合もあります。
トランジットと違い、もともとの星が逆行している場合は、その惑星はややパワーが弱いかもしれません。
私の場合は、天王星と冥王星が逆行ですが、まあ、どちらもユニバーサルプラネットで、世代的な星なので、同世代はみんな個性は強烈ではないというか、比較的突飛な行動をする人は少ない世代かもしれません。
でも、パーソナルプラネットが逆行している人は、その惑星に関してはやはり思い通りにいかないこともあるかもしれず、品位などと照らし合わせてみてほしいと思います。品位が良くない場合はダブルでその惑星に関しては要注意ということになるでしょう。蟹座の火星が逆行している場合などは、エネルギーがうまく使えず、特に怒りなどの出方が本来出すべきところではないような場所で出てしまうなど、というようなことがある可能性が高くなります。

インターセプトされている宮にある惑星も同じようにパワーがやや弱まるのですが、これらは悪い意味ばかりでもないのです。
インターセプトの宮に凶星がトランジットした場合などは、むしろパワーが弱いため、悪いことも回避できます。

逆行も、本来星が逆に動いているのではなく、そのように見える現象なので、悪いことなどの場合は、気付かずに済むこともあるし、失くしモノなどをみるホラリーでは、「戻ってくる」と読めます。なので、物事が「復活する」、人と再会するなどの意味合いにもなりますので、必ずしも悲観しなくていい場合があります。
確かにいいことが遅れたり妨害されるのは嫌ですが、悪いことは遅れても妨害されてもいいわけです。

先日、出生図で逆行している惑星が10個のうち5個と言う人がいましたが、(太陽と月は逆行はしないので、それを除けば8惑星のうちの5惑星です)きっとこういう人は「大器晩成型」なんだと思います。
まだ若い人なので、これからなのですが、確かに若い時はやや行動のすべてが後手に回ったり、誤解されやすい性格だと言われてしまうようですが、その分慎重さや確実性を重んじていけば、「うさぎとかめ」の「亀」になれるのです。
人生は若いうちで決まってしまうわけではありませんので、こういう、逆行やインターセプトと上手につきあっていけば、最後に笑える人になれるのではないでしょうか。

インターセプトされている宮にマジョリティを持つ人もたまにいますが、吉星はパワーが弱くなるけれど、凶星は無効になりますので、たとえば太陽と土星がいた場合、自我のエネルギーも強くはないけれど、不運に見舞われる確率も通常よりは少ないという感じに読めますので、この2つがコンジャンクションになっている場合、通常だと結構ひがみっぽいとか、コンプレックスが強いとか、孤独というアスペクトですが、土星が緩和されますので、忍耐強いとか慎重だとか、地味という意味になるだけでしょう。

案外、逆行やインターセプトの方を見かけますので、ちょっと書いてみました。

Keyword:性格ハウス

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