占星学の玉手箱

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Astrology

内惑星同士のコンジャンクション

Category:占星学・アラカルト

内惑星というのは、太陽と地球の間の軌道を動いている、水星と金星のことですが、水星は常に太陽の28度以内にあり、金星も常に太陽の48度以内にしかありません。
なので、水星は太陽の前後2星座合わせて3星座しかないし、金星は太陽の前2星座、後2星座と合わせて5星座しかありません。
ですから、アスペクトは太陽と水星の場合は、コンジャンクショと2度以内のセミセクステルしかなく、太陽と金星の場合も、コンジャンクション、セミセクステル(30度)、セミスクエア(45度)しかありません。

その分、コンジャンクションになる確率も多いと言えます。

水星と金星は最大でも76度しか離れません。
心理占星学では、太陽・水星・金星のいずれかがコンジャンクションを形成する場合、これが自己防衛本能になりやすいと言われています。
太陽と6度以内のコンジャンクションの場合は「コンバスト」と言って太陽に焼かれると言う意味があるため、水星や金星は効力を損なうと言われていることとも関係があるかもしれません。
一般には太陽と水星の合は知的好奇心が強いと言われているし、太陽と金星の合は温和で人気があると言われます。いずれにしても「癖のない」性質になりますので、素直です。
水星と金星の合は声がきれいだったり、美的センスがあったり若々しいという意味もあります。

悪い意味ではないのですが、これらが相互にコンジャンクションを形成すると、だからなのか、守りに入ってしまい、人によっては水星の示す言語(文章などを示すことも)や金星の示す芸術や美的な関心などを防衛手段として使うため、現実適応性に欠けてしまうことがあります。

私は太陽と水星は22度も離れているので全く合にはならないし、金星とも12度離れていますから合にはなりません。水星と金星は34度も離れています。
なので、まあ、現実逃避はほとんどしません。

やっと霊能者から離れることができたオセロの中島さんですが、彼女の星を見ると、乙女座の太陽に水星も金星もほとんど1度以内でコンジャンクションになっています。これはコンバストとも言って、金星や水星が太陽の熱で焼かれてしまい、その惑星の良い作用が出せないという意味にもなります。
彼女はまさに、ハキハキとものを言っていました(水星の乙女座)し結構ウイットに富んでいました。
さらに美意識も強く、女優としても活躍していました(金星)。でも、どちらも一種の現実逃避というか、本当の自分をカムフラージュするための防衛機能だったように思います。だからこそ、本当の自分がどんどんわからなくなってしまい、霊能者に洗脳される羽目になったのかもしれないなと感じました。

ここまでこの3つの星が合になっているのは見事ですが、言動がちょっと危なっかしい人を調べてみると見事にみなさん太陽と水星が合でした。
あゆとか華原朋美さんとか、加護亜衣さんとか・・・・みんな揃いも揃って太陽と水星の合でした。
もちろん、これだけで危ないとは断言できないのですが、現実逃避のために防衛手段として「言語」「声」「芸術」などを使うケースが多いのかなという気はします。

もちろんみなさんある程度の人気も得ている人なので、他の星の援護もあるのですが、この配置を持っている人は、自己防衛本能が強いのだとは言えると思います。
自分を守るがために相手を傷つけてしまったり、時には逃避的な行動をしたりと言うことになる場合があるのかもしれません。

Keyword:水星金星太陽性格アスペクト

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